カズレーザー「明らかに安いもの増える」 大量の中国製品が日本市場に流れ込む可能性…カギを握るのはトランプ&イーロン・マスク?

2024.12.12 11:10

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が10日に放送された。『2024年 上がった株下がった株 総決算!』がテーマの今回。「日本経済の希望か?絶望か?トランプ新時代で勝ち組になる方法」という講義では、アメリカの新大統領、トランプ氏の動向に着目。株や経済の専門家たちが、上がる株、そして今後の動向を予測した。

「実は中国製品に関連して、日本のメーカーの株も、ちょっと動いてたりするんですね」と話すのは、累計利益100億円超えの投資家のテスタ氏。アメリカの大統領選挙でトランプ氏が勝利したことで、株の値動きにも大きな変化が見られ、急な値上がりを見せた日本企業の株があるという。

その企業とは、繊維系に強い東レ。背景には、トランプ氏の中国製品への関税率を上昇させる政策があるという。中国からの輸入品に、10%の関税を追加すると公言しているトランプ氏。現在、中国からアメリカへの輸出で大きな割合を占めるのが、繊維製品だという。そのため、中国からの製品に高い関税がかけられるようになると、別の国、つまり日本の繊維製品やアパレル製品を扱う企業が好調になる可能性があるとして期待が集まり、株価上昇につながったと分析した。

株式投資家・テスタの写真
株式投資家 テスタ

ただ、ここで疑問となるのは、アメリカに流れる予定だった中国製品のゆくえ。これに名古屋商科大学大学院で教授を務める大槻奈那氏は、「アメリカの関税が本当に厳しくなったのなら、東南アジア、あるいは日本にもそれが輸出されるともいわれる」と話す。中国製品はまだまだ安い。そのため、もし大量の中国製品が国内市場に流れ込んだ場合、やっと少しずつ進んできた日本のインフレ傾向が、再びデフレ経済に陥ってしまいかねないとの予測があると紹介した。

名古屋商科大学大学院教授・大槻奈那氏の写真
名古屋商科大学大学院 教授 大槻奈那

これにはカズレーザーも納得したようで、「現実には明らかに安いもの増えますよね。CMの出稿量も増えてるじゃないですか、SHEINやTemuが。明らかに日本で攻勢をかけるわけだから、めちゃめちゃ安い物は増える感じがしますよね」とコメントした。

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