カズレーザー トランプ氏の大統領就任で到来するのは、円安?円高? 経済のスペシャリストでも意見が割れる、新時代を予測する
2024.12.12 10:45カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が10日に放送された。『2024年 上がった株下がった株 総決算!』がテーマの今回。「日本経済の希望か?絶望か?トランプ新時代で勝ち組になる方法」という講義では、アメリカの次期大統領、トランプ氏の動向に着目。専門家たちと共に、上がる株や今後の動向を予測した。
カリスマ投資家のテスタ氏いわく、トランプ氏は、Xへの投稿ひとつで大きく株価を乱高下させるほどの影響力を持ち、大統領選がトランプ氏の圧勝で終わった現在、アメリカの動向には、より一層注意を向けなければならないという。さっそく日本企業にも大きな影響が出ているようで、まずテスタ氏が紹介したのは、自動車メーカ―、マツダとスズキの株価の推移だ。
トランプ氏が大統領選で勝利したあと、マツダの株価が下がったのに対して、スズキの株価は上昇。テスタ氏は「自動車メーカーって大体いつも同じ動きをする」というが、この差は、生産拠点の違いに起因したと考えられるという。
トランプ氏が掲げる、アメリカ・ファーストの関税政策。メキシコから輸入する全自動車には、100%~200%の関税をかけることを政策として挙げている。トランプ氏の勝利とともに株価が下がったマツダは、まさにこのメキシコに工場を持っており、そこで生産される約6割の車をアメリカに輸出している。一方でスズキは、既にアメリカ事業から撤退し、アジアや中東等への輸出が主。この違いが株価の動き大きく作用したとテスタ氏は分析した。
そんな難局に直面しているメキシコ情勢であるが、テスタ氏はこの局面で株価が上昇しているメキシコ関連の日本株も紹介。「メキシコでシェアNO.1を誇る、ある日本の企業」だといい「きっと食べたことある」と、GENERATIONS・片寄涼太にその銘柄はなにか尋ねた。「女性があまり食べないかも」というヒントが出されると、片寄が「カップラーメン」と解答すると、「素晴らしい」と返答。
その銘柄とは、即席麺の大手メーカー・東洋水産だった。トランプ氏の勝利~11月下旬までに、3000円ほど株価が上昇しており、メキシコでは圧倒的な人気を誇るのだという。