カズレーザー これを買えば資産が5倍になっていた?まれに見る乱高下をみせた2024年の株価…累計利益100億円の投資家と振り返る

2024.12.12 09:15

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が10日に放送された。『2024年 上がった株下がった株 総決算!』がテーマの今回。「テスタ流連想ゲームで総決算!2024年上がった株・下がった株」という講義では、本番組ではおなじみのカリスマ投資家、テスタ氏が登壇。今年起こった重要ニュースと共に、株価の変動を振り返った。

「今年はまれに見る(と言っていい)くらいの(株価が)すごい乱高下をした年で、でも動いてくれた方がもうけのチャンスはあるので」と、講義を開始したテスタ氏。一時は急落も見られたものの、「日経平均の一株当たりの利益(※注1)っていうのも、2514.84円でですね、過去最高なんですね」と語る(※注1:日本企業の収益性の目安)。

さて、テスタ氏と言えば、番組に登場しては、有望株を見つけるためのメソッド、“テスタ流連想ゲーム”を伝授してきた。例えばインバウンド客が増加すると、航空会社やホテル会社の株価が上昇することは、誰でも予想できる。しかしテスタ流連想ゲームでは、そこからさらに連想を進め、ホテルのシーツのクリーニングを請け負う会社などの隠れた有望株を見つけ出す。そんな連想を交えながら、テスタ氏は今年起こった重大ニュースを取り上げた。

まずテスタ氏が紹介したのは、水道管メーカーと貸倉庫会社の株価の変動図。「今年8月に起こった、ある身近なニュースがきっかけで、この水道管メーカーと貸倉庫を展開する企業の株が爆上がりしたんですね。それはどんなニュースか」と、出演者に問いかけた。

高橋真麻が「台風とか、災害?」と答えると、「正解です。素晴らしいです」と、まさかの一発正解。2024年のゲリラ豪雨発生件数は、全国でおよそ7万9000回と報告されており、例年の約1.2倍を記録したという。8月には、六本木や麻布十番といった都心でも、冠水の被害が多発した。

高橋真麻の写真
高橋真麻

水道管メーカ―の株価が上昇したことについてテスタ氏は、ゲリラ豪雨で水道管が破損、その修理に必要な企業の株価が上昇したと話す。また家に保管している家具や貴重品が冠水や浸水被害によって水浸しになることを危惧し、貸倉庫のニーズが高まり、結果として株価も上昇したと思われると解説した。

さらにゲリラ豪雨関連として、「実は皆さんも日常でよく目にするものを作る、ある企業の株価が上がっているんです。どんな企業かわかりますか?」と再び質問するテスタ氏。今回は誰も回答することができず、「正解はですね、実は防災シャッターの三和ホールディングスという会社です」と答えを発表。その株価は、なんと倍になっているといい、地下鉄などで最新の防水シャッターの設置が進んでいることが関係していると話す。

災害に関連して建築や資材を扱う会社の株価が上がることは予想されやすいが、大型シャッターを扱う会社の株価が上がることは盲点となり、隠れ有望株となったのだとか。

これに対しカズレーザーは、「工事してるけど、シャッターの工事かどうかって、あんま気にしないですね。なんか(建物)造れば、絶対シャッターついてくるっすもんね」とコメント。またヒコロヒーも「いま世の中で起きてるっていうものと、お金の関わりが、自分ごととして解釈しやすくなりますよね」と、テスタ流連想ゲームの効果を実感していた。

ヒコロヒーの写真
ヒコロヒー

しかしテスタ氏が今年注目した株はまだまだある。「今期日本株で最も上昇率が高かった株なんですけど…(注2)」、「なんとその上昇率は5倍」。どのような株を買えば、もうかっていたのだろうか。(注2:日経平均構成銘柄の株価上昇率【2024年上半期】)

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