『オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜Season2』来週最終回!謎めいたタイ人・クリット(Great)と“??(小波津志)”の過去が明らかに…【第10話】
2024.12.7 13:00朱梨と滝沢(影山優佳)は多々良望(西原亜希)の取り調べを行う。多々良は11年前山神と交際していた。多々良は顔にけがをしており、早く帰らせてほしいと訴える。もともと多々良はホステスをしており、山神は店の常連で何度か遊んだだけだという。多々良に二見の殺害現場の写真を見せるが、事件の概要を話すも、知らないと答える。そしてもう一つの事件、一ノ瀬が殺害された現場の写真を見せると、凶器が「ペーパーウェイト」であると伝えていないにも関わらず、多々良は知っているような受け応えをした。また、取り調べ中、多々良からは凶器のペーパーウェイトから見えたものと同じ【愛】の感情が見え、二見の事件現場の写真を見せたときも同じ感情が見えた。
朱梨たちは事件の犯人は多々良で間違いないと推察し、引き続き紫織の居場所や山神の目的を取り調べる。取り調べ中、多々良は何度か早く帰りたいと訴えており、朱梨はその理由が何か糸口になるのでは、と探っていく。山神が精神科医の甲本(臼田あさ美)に診てほしい患者がいると話していたことについて心当たりがないか尋ねると、多々良から見える【愛】の感情はさらに強くなった。滝沢は山神自身が自分の病を治したかったのではないか、と尋ねると、多々良からは【怒り】の感情が見えた。
以上の取り調べから、山神が治そうとしている患者は、多々良も治したいと思っている可能性が高かった。山神の周辺の調べを進めるが、患者に関する情報は出てこなかった。また、山神は行方をくらまし、動向がつかめなくなってしまっていた。
朱梨と滝沢はクリットを連れ、犯人の可能性が高い多々良望の部屋で捜索をする。場所に残る感情も見ることができるクリットに、部屋に残る感情について聞くが、部屋自体には感情が残っていなかった。すると突然クリットは奥のクローゼットへ向かう。強い感情を感じたと言い、クローゼットからダンボール箱を取り出すと、その中にはブランケットが。クリットが読み取ると強い【愛】の感情が残っていた。
それを見た朱梨は真実に辿り着く。
多々良を再び呼び出した朱梨と滝沢。
多々良には子供がいるのではないかと尋ねる朱梨。
愛の感情は山神に向けられたものではなく、子供だったのだ。
一ノ瀬と二見を殺害したのは、娘のためであり、父親は山神で、戸籍も公的には隠されているのではないかと多々良にぶつけ、娘さんを助けるためにも本当のことを話してほしいと訴える。すると多々良はついに口をひらいた。娘の名前はさくら(永尾柚乃)、父親は山神で産まれてすぐの頃は山神と一緒に暮らしていたが山神が暴力をふるうため、多々良はさくらと共に逃げ出した。二人で静かに暮らしていたが、すぐに見つかってしまい、山神はさくらを連れてタイに行ってしまった。
3年前山神の組織が摘発を受けた時もさくらは事件の現場にいて、父である山神がチャーノンを撃つ姿を見てしまったのだった。そのショックで感情を失ってしまった。タイから戻ってきたところで多々良は娘が感情を失ってしまったことを知り、はじめは山神を恨んだが、山神なりにさくらを治そうと犯罪心理学者や精神科医をあたっていたという。多々良は山神にさくらのためにできることはないか、と自らお願いした。すると組織の手伝いから始まり、要求はだんだんエスカレートしていったという。