名字研究家をねじ伏せた日本一のはんこ屋の勝因は3か月で180本を追加した、たゆまぬ努力だった『沸騰ワード10』
2024.12.6 21:0012月6日放送の日本テレビ『沸騰ワード10』では、今回で22回目となる『名字頂上決戦』を放送。日本一のはんこ屋が見事に連勝を飾り21勝目を挙げた。
全国の99%の名字を網羅しているという膨大な量の在庫を持つ日本一の品ぞろえのはんこ屋・秀島徹さんと、全国津々浦々、珍名さんを求めて駆け回っているというこの道50年の名字研究家・髙信幸男さんによる『名字頂上決戦』。髙信さんが書いた名字のはんこが秀島さんのお店にあるかどうかで勝敗を決する。
髙信さんの3勝、秀島さんの1勝で迎えた5問目、髙信さんの出した問題は宮城県にあったという『大茄子川』という名字。そのまま“おおなすかわ”さんと読むらしいのだが、4文字の名字自体、名字全体の中でわずか0.02%とかなりの激レア名字だ。
「小茄子川さんはピンと来るけど、大茄子川さんは…」と渋い表情をしつつ在庫を探していた秀島さん。そしておもむろに1本のはんこを持ちだし、白い紙の上に押印!そこに写された文字は…『大茄子川』の4文字!この問題は秀島さんが制した。「普段の努力の成果です。これ、今年彫ってます」と語る秀島さん。
実は前回の対決から今回までの3か月間だけでも、なんと180本もの在庫を増やしていたという。圧倒的な勝率を誇りながらもなおも在庫を増やし続ける秀島さんの努力が実った形となった。一方で髙信さんは「去年なら勝ったんだ…」とがっくりと肩を落とす。
ちなみにこの名字のルーツは、岐阜県の『茄子川』という地名。ここに住んでいた一族が宮城に移り住んだ際、縁起をよくするため“大”の1文字をつけたものと考えられている。
ここから髙信さんは『無盡』(むじん)、『靏葉』(つるば)、『戌德』(いんとく)と、読むことすら難しいレア名字を次々と出題するも、全て秀島さんの在庫が上回り、あっという間に崖っぷちに。しかもこの3つの名字も全て今年に入って新たに彫ったはんこなのだという。
今年の新作はんこで怒涛(どとう)の4問連取を飾った秀島さん。続く『摩多』(また)のはんこは無かったものの、サドンデスに持ち込むべく髙信さんが出題した10問目『再名生』(さいみょう)で再び秀島さんがポイントを奪い、この結果、6対4で今回の対決は秀島さんの勝利となった。最後の勝利を決めた『再名生』のはんこは「(作ってから)50年経っている。私が二十歳の時」と秀島さんが語るほど、相当昔から把握していた珍名字だったのだ。この完膚なきまでの負け方に髙信さんは一言も発することができず言葉を失っていた。
(※名字の由来は髙信さん調べ、諸説あります)
【TVer】最新話を無料配信中!
【Hulu】最新~過去話配信中!