「さんまには勝てない、誰も」天才・ビートたけしが語る、自身と天才・明石家さんまとの“違い”とは
2024.12.6 11:45ビートたけしが12月1日放送の『誰も知らない明石家さんま』にVTR出演。明石家さんまについて自分との違いを踏まえつつ「誰も勝てない」と絶賛していた。
40年来の付き合いとなるたけしとさんま。たけしは現在のさんまを出会った当時と比べて「なんにも変わってないと思うけどね」「“明石家さんま”っていうブランドがあるからね。“木村屋のパン”とか“なんとかの羊羹(ようかん)”と同じ」と評する。結婚して少しは変わるかとも思ったそうだが「あの結婚も今考えてみりゃ、明石家さんまの生き方の1つだったからね。想像通りの結末だし」と笑いながら振り返った。
お笑いの世界でトップに立ったたけしだが、フジテレビの『オレたちひょうきん族』で初めてさんまと会った時のことを「とにかく驚いたね。あんまりすごいので」と振り返る。「台本あるんだけど、台本なんか俺も見ない方だけど、(さんまは)もっと見ないっていうか」「現場の雰囲気で、さんまが天才だったので、1人でやってたね」と当時のさんまのすごさを淡々と語るたけし。「(さんまは)アドリブがすごい?」と聞くスタッフに「アドリブってのは、普通の話があって、ちょっと逸脱する話じゃん。あの人の場合はアドリブじゃないんだよ。要するに“本ネタ”がないんだから。アドリブに聞こえないのよ」という。さらにたけしは「俺はもう、(当時裏番組で8時だョ!全員集合をやっていた)ドリフターズを超えようと、いかりや(長介)さん以上にネタを考えて、“こうやればいいじゃん”って思ってて、さんまちゃんをゲストで呼んでひっくり返ったもん。“なんだこれは!”と思って」とさんまの放った強烈なインパクトを振り返り「もう、これは俺が口出す必要はないし、“明石家さんまに任しちゃおう。あとはどうぞ”って感じだよな」と当時の心境を語った。
「ひょうきん族は人気出たけど、すべて明石家さんまのおかげだと思うよ」「天才だし、勝てる人いないんじゃないかな。いまだにそうだもんね」と語るたけしに、ワイプの中から「滅相もございません…」とさんまは頭を下げていた。