14坪の借地、制限される工法…狭小地にあらゆる依頼が…難解な物件をおしゃれな住宅に変身させた仕掛けとは
2024.12.6 11:15古賀は、一般には解体に時間がかかるとされる重量鉄骨を、“ブレース構造”と呼ばれるボルト締めで組み立てる工法を採用することで、4階建ての設計を実現。そして複数の居住スペースを確保するために、すべてのフロアを螺旋状につなげることで、開放感がありつつも広い空間にすることに成功した。また、フロアごとの階段を最小限に抑えたため、4階建てながら移動も楽々。
巨大な螺旋状にすることで「各部屋は仕切られつつも、1つの空間として共有できる。しかも階段の踊り場も居室の一部として使えるなどスペースをフル活用できます!」と息巻く古賀は、さらに螺旋の段差を活用し備え付けの机や椅子を配置。無駄なスペースをとる家具を置かずに済む設計を完成させた。
その後、光や風を多く取り入れる窓を配置し、完成図を依頼主に提案した古賀ら。依頼主はその提案におおむね満足するも、窓の数によってプライバシーが気になると一言。曇りガラスなどでは、普通のガラスに比べて光を10%遮断してしまうため、古賀は再び頭を抱える。
それでも「安全かつ明るく快適な家で暮らしたい、そんな当然の願いを建築家として諦めるわけにはいかない」と奮起。古賀たちは、各階に“トップライト”と呼ばれる天窓を配置することで解決した。外から見ると四角い箱が縦に積み重なったかのような特徴的な建物のフォルムによって、本来、上の階と重なって隠れていた天井部分がずれたことで、トップライトを置けるスペースが生まれた。各フロアに直射日光が入り、全ての部屋に光が届く明るさ抜群の家が実現した。
こうして完成した最高の一軒家の様子に、スタジオゲストの&TEAM・TAKIは「太陽の明るさって人を笑顔にするなって改めて思いましたし、楽しかったですね」とコメント。この発言に共演者からは「素敵なコメント」といった反応があがっていた。
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