ママになっていた衿(長濱ねる)に涼(堀田真由)の暴言が爆発 でも本当に伝えたかったのは…『若草物語』8話
2024.12.4 17:4512月1日に日本テレビ系日曜ドラマ『若草物語 ―恋する姉妹と恋せぬ私―』の第8話が放送された。本作は、アメリカの作家、ルイザ・メイ・オルコットが手がけた不朽の大ベストセラー「若草物語」が原案。「もしあの四姉妹が令和ニッポンに生きていたら…」という着想から、舞台を大胆に現代に置き換えて描かれる、社会派シスターフッドコメディー。ストーリーの中心となる町田家の四姉妹を、堀田真由(次女)、仁村紗和(長女)、畑芽育(四女)、長濱ねる(三女)が演じる。
2024年、日本のとある小さな町。一つ屋根の下、たくましく騒がしく生きてきた町田家の四姉妹。行方不明の三女・衿(長濱ねる)を捜しに海辺の田舎町までやって来た涼(堀田真由)と律(一ノ瀬颯)は、ついに衿を発見!…が、2年ぶりに見た衿の姿は、幼い少女から「ママ」と呼ばれており、かつて役者をしていた頃とは別人のように大きく変わっていて…!?
(※以下、ネタバレを含みます)
涼と出会った衿は、驚く様子もなく「見つかっちゃった」と一言。衿の住んでいる家に案内された涼と律。以前の衿とはまったく違う所帯じみた様子に我慢のならない涼は、再会を喜ぶより先に衿を責め立てる。「ずっと心配してたんだよ?なのに何で?これ全部何?」。
そんな涼に、「私はさ、涼が思ってるような天使みたいな妹じゃないから」と、ありのままを吐き出す衿。2年前、役者の仕事はほとんどなく、営業という名の接待ばかり。生活費のためにラウンジで働いていたが、涼からは「衿には絶対にできる」と励まされるのが、いつの間にかプレッシャーになっていたという。ある日ふらりと訪れたこの町で、シングルファザーだった現・夫と出会い、涼たちには内緒で週末は一緒に過ごした。そのうち子どもができたことがわかり、何も言わずに姿を消したのだった。
「間違ってる!衿、おかしいよ。こんなとこで普通の主婦みたいな。そんなの衿じゃない。何で裏切ったの?今の衿は間違ってる!」今の衿を全否定する涼。「涼は自分の価値観しか認めないから、そういうのもホントはちょっと辛かった。私は変わったし、変わった自分の居場所が欲しかった」と、目に涙を浮かべる衿だった…。
SNSでは、「どう生きようが衿は衿なのに…、自分の枠にはまってない衿は衿じゃないなんて、言われた側しんどいって」「みんながみんな、涼と同じ枠で生きられるわけじゃないよ」と、衿の気持ちに寄り添う反応が見られた。