水瀬いのり “10周年”へ向け「Ready Steady Go!」 ファンへの感謝であふれたツアーファイナルを振り返る

2024.12.2 17:45

◆ダブルアンコール“RSG” 10周年へ向け新たなスタート

声優・水瀬いのりの写真

沸き起こる“いのりんコール”を受けてのアンコール、水瀬は自身考案のオリジナルキャラクター“くらりちゃん”フロート(フレンチバージョン)に乗って登場。千葉公演ということで、腰元には千葉県のマスコットキャラクターであるチーバくんのぬいぐるみをぶら下げていた。

アリーナを回遊しながら「Step Up!」「笑顔が似合う日」の2曲をファンの間近で披露し、会場中にくまなく手を振ったり指ハートを作ったりしていく。

声優・水瀬いのりの写真

アンコール後のMCでは「私たちはいつでもこの旗のもと、待ち合わせできますよね?」「私たちはもうチームいのりですので、でっかい旗をララアリーナに指して帰ろうと思います!」と客席へ呼びかけ、自身のラジオ番組「水瀬いのり MELODY FLAG」のテーマソング、その名も「MELODY FLAG」を披露。タンバリンを鳴らしながらバンドメンバーの近くもまわり、サビでは会場と一体になって手を大きく左右に振るなど伸び伸びと歌う姿に喜びがにじみ出ていた──。

ラストはツアー7公演目ということで、会場のみんなで7回ジャンプ。迫力の“銀テ”と共にライブを締め括ったが、ツアーファイナルのこの日は会場からの「もう一回」コールを受けてダブルアンコールが実現。

再び登場した水瀬は「悲しいくらい楽しかったんだなっていう気持ちになっていてうれしいです」と、改めてツアーの終幕を実感すると、「まず、この場所に来てくれて、そして私と出会ってくれて、私たちの音楽を好きになってくれて本当にありがとうございます」「自分のままでいいんだって、ここ数年はすごく思ったり、言っていただくことも多かったりする」「本当に続けてきて良かったなと思います」と、改めてファンへの感謝を述べた。

声優・水瀬いのりの写真

そんななか「とはいえね、しんみりしたラストっていうのは…やっぱり10周年もあるし、ここはねぇ?」と水瀬自ら空気を変えると、会場からも期待の歓声が。「まだまだ皆さんもお声出そうですし…7回ジャンプのあとも座ってる人いなかったし…、腕もまだいける…?(笑)」とあおりながら徐々に客席のボルテージを上げると、来たる10周年へ向けた楽曲としてラストソングの曲振りへ──。

「私のライブの始まりですね。

 1stライブ、そのタイトルになったこの曲で、皆さんと次の未来へ出発しましょう!

 それでは聞いてください、Ready Steady Go!」

水瀬のライブでは定番のタオル楽曲「Ready Steady Go!」。水瀬はステージの左右をダッシュしながら「(タオルを)回して―!がんばれ!もっと!」とファンをあおって回る。会場が揺れるほどの大合唱。アリーナ中がタオルを回す光景は壮観。のちに、SNSでも「ダブルアンコールで叫びすぎて声枯れてますw」「ダブアンでReady Steady Go!きたので生きられる…」と熱いコメントが寄せられていた。

正真正銘の“最後”は、会場全体でタオルを宙に──。大歓声のなか、バンドメンバーとそろって手をつなぐ水瀬は、マイクなしの「ありがとうございました!」で締めくくり、ツアーファイナルを完走。会場の端から端まで、時間をかけて改めて“お礼参り”をすると、改めて感謝を述べた。

声優・水瀬いのりの写真

「この先も皆さんに会える機会が待っているので、今日の思い出を大切にブックマークして、

 また未来で皆さんと一緒に新しい思い出をブックマークできる日々を楽しみにしているので、

 皆さんもそのときはぜひ遊びに、会いに来てくれたらとうれしいなと思います」

「本当に素敵な時間をありがとうございました。私が私でいることがすごく幸せになるツアーでした。

 改めて明日からも、私らしく、皆さんにいろいろなものをお届けしていくので、

 皆さん、ぜひ受け取ってくださいね!ありがとうございました!」

ステージからの去り際、最後の最後まで「ありがとうねー!」と口にしていた水瀬。会場へ向けて投げキッスも披露すると、ステージ上のモニターには“自撮りしたライブ中の写真”が表示。会場からの拍手は、しばらく止むことを知らなかった──。

Photo by 加藤アラタ(Kato Arata)/三浦一喜(Miura Kazuki)

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