Netflix『さよならのつづき』メイキングオフショット9枚を初公開!坂口健太郎&生田斗真のピアノシーンカットも解禁
2024.11.30 12:30◆坂口健太郎&生田斗真「2人ともネアカ同士(笑)」
坂口と生田の対談においては、坂口は「撮影監督の山田康介さんが愛は引力だとおっしゃって。抗えようのない力によって引っ張り合ってしまう引力。あぁそうだなあと合点がいったんですよね。」と本作を通して考えた“愛について”の見解を語った。
また生田は「全編通して不思議な感覚がしました。自分がこの世界からいなくなった後、恋人がどのように生きていくのかを見ている擬似体験をしました。自分がいなくなった後、自分の愛する人たちが前を向いて幸せになって欲しいなと思う。でもたまには思い出して欲しいですね(笑)」と自らが演じた雄介の気持ちに入り込んでいたことを語った。
また、生田が「坂口くん演じる成瀬が健吾(生田演じる雄介の親友)の働くカフェに来て初めて会うシーン。あそこがもうたまらなかった!」と坂口に好きなシーンを伝えると、それに対し坂口は、何パターンも撮り直しを自ら提案するほど難しく悩んだシーンであったと振り返り、共演シーンがない2人だからこその新鮮なトークも。
さらに「実際にもしお互いの心臓を交換したら?」という質問に対し坂口が「生田さんの心臓をもし僕がもらったら…2人ともネアカ同士だからあんまり変わらないかもしれない(笑)」と2人ともに納得し合う場面も。
最後に、この作品に込めたメッセージとして有村は「人生の繰り返しって、出会いと別れでもあるじゃないですか。そのさよならにはちゃんと意味があって、どこか感じ方を変えれば世界は一気に明るくなって、そうすると素敵な言葉や人に出会えたり、強く生きていける。この物語をみて皆それぞれが一生懸命に前に進んで生きていく、生き様みたいなものが観てくださる人に届いて、それが勇気をもらったり、背中を押せるような作品になったらいいなと思います」と語った。
坂口は「“死”っていうものがあったとしたら、その死を乗り越えてってよく言うじゃないですか。でも乗り越えなくていいって思う。受け入れるっていうのがすごく僕の中では近い言葉で、過去はどうしても美化されてしまうけど、美化していけばいいと思うんです。この作品でも別れはあるけど、その悲しいことを受け入れて次の一歩を踏み出すエネルギーとして受け取って欲しいなと思いますね」と話した。
生田は、「この作品をご覧になった皆さんの中でも大切な方を亡くした経験がある方がいるかもしれない。大切な人は心の中にいつでもいるし、思い出せばいつでも会えるし、人と人のつながりはそんな簡単に消えるものではないよ、とふと支えてあげられるような作品になればいいなと思います。」とコメント。
中村は「それぞれの背負ってるもの、生きてきた背景が違う中で、正解は何かがわからない。そんな中でもがきながらも人を愛する事をやめない、それぞれの人物の強さみたいなものをやきもきしながらも感じ取ってもらいたい。」とコメントした。
そして岡田は「悲しい別れはなくならないんだけど、そこに少しだけ猶予があったとしたら、自分だったらどうするだろうかと考えただけでも、少し悲しいことが浄化できるのではないかなと思う。観終わった後に、実際に愛している人や大切な人をもうちょっと大切にしようと思えるような物語になっているといいなと思っています」と締め括った。
Netflixシリーズ『さよならのつづき』独占配信中
〈STORY〉
菅原さえ子(有村架純)が恋人の中町雄介(生田斗真)からのプロポーズを受けたその日、雄介は交通事故で亡くなってしまう。北海道のコーヒー会社で働くさえ子は仕事に没頭しようとするが、雄介がくれた愛の大きさに日々気づかされていた。
ある時、さえ子は雄介の心臓を提供された相手から手紙を受け取る。ルールに従って無記名でお礼を書いたのは、大学職員の成瀬和正(坂口健太郎)。彼の病を知った上で一緒になったミキ(中村ゆり)と、リンゴ園を営む彼女の実家で暮らしている。手術に成功した成瀬は驚くほど元気になるが、時々フラッシュバックする自分のものではない記憶に違和感を覚えていたー。
北海道、ハワイの壮大な風景を舞台に、運命に翻弄されるふたりの美しくも切ない、“さよなら”から始まる愛の物語。