山田杏奈が幻のタイ料理“ワーイクアガティ”を求めてタイ国内を探しまくる2泊3日弾丸コスパ旅
2024.11.29 21:00翌日、まずは創業50年という老舗の食堂でバンコク市民のソウルフードだという“クイッティアオ・ヌア・センヤイ”をいただきつつ情報収集。しかし老舗のこの店でもいい情報は得られず。気を取り直して山田がどうしても見たかったという高さ69メートルの黄金の大仏像を見物に行くが、なんとまさかの工事中!大仏はすっぽりとシートに覆われており、全く見ることができずがっくり。この近隣のお店でも“ワーイクアガティ”の情報を聞いてみるも特に反応はなし。
そこで山田は聞き方を変え、「ココナッツミルクはどこの地方の料理に使いますか?」と質問。すると、タイの南部でよく使われているらしいことがわかった。全く情報がなかった山田にとってこれは大きな前進。しかし、タイの南部と言っても南端の辺りまで行くと翌日日本へ帰ることができなくなってしまうため、程よく南部にあった大きめの都市・ホアヒンを目指して移動することに。
バンコクから南に250キロ、電車に3時間乗って到着したホアヒンの街は、古くからタイ王室の避暑地としても知られるビーチリゾート。シーフードを扱う店も多いこの街でいろんな店を訪ねては“ワーイクアガティ”について聞いてみる山田。しかし、残念ながらここでも知っている人と出会うことはできなかった。どうやら“ワーイ”というタイ語は泳ぐ、合掌、ワインなどなど、様々な意味を持つ、日本語で言うところの同音異義語のようなものらしい。それが一層情報収集を難しくしていたのだった。
諦めかけたその時、山田を呼び止める声が。なんと先ほど質問したお店の店員が、山田と別れた後もずっと“ワーイクアガティ”について調べてくれていたのだ。店員さんが見せてくれたスマホの画面には、探し求めていた“ワーイクアガティ”が映し出されていた。「ありがとうございます!コップンカー!なんていい人なんだろ…」とうれしさと感激が一度にやってきた山田。ただ、ホアヒンの街にこの料理はなく、さらに南のサムイ島の辺りまで行かないと食べることができないらしいこともこの店員さんは教えてくれた。
すでに南に移動するだけの時間は残されていなかったので、ひとまずお店に入った山田とディレクターは、ビールを片手に作戦を練ることに。サムイ島まで行くと日本に帰る便に間に合わなくなってしまうので、少し手前のチュンポンという街まで行ってみることに決定。夜もガッツリとタイ料理を堪能し、激安ホテルでディレクターと晩酌しつつ、最終日に備えた。