アンジュルム川村文乃、日本武道館で芸能界引退「無駄な経験などない。全力で泳ぎ続けたアイドル人生は唯一無二」【卒業メッセージ全文掲載】

アンジュルムが11月28日（木）日本武道館で『ANGERME 10th ANNIVERSARY TOUR 2024 AUTUMN「ROOTS」川村文乃 FINAL ☆KIRAKIRA☆』を開催。本公演はグループ名をアンジュルムに改名した10周年記念となるツアーの千秋楽であり、アンジュルムのサブリーダー・川村文乃の卒業公演。川村は本公演をもってハロー！プロジェクトを卒業、そして芸能活動を終えることを今年7月に発表している。メドレー含む全28曲を披露したセットリストは、川村が「最後に披露したい」という曲を中心に、グループの歴史も感じられるような構成に。アンコール後の卒業セレモニーでは、川村から15年間の想いが詰まったメッセージ、そしてメンバー一人一人が川村へ向けた手紙を読み、メンバーカラーであるライトパープルのペンライトに包まれ、川村のアイドル生活は幕を下ろした。【ライブレポート】

◆川村文乃「アンジュルムのみんなと、めちゃめちゃキラキラ！輝きたい」

川村文乃のメンバーカラーである“ライトパープル”のペンライトで染まった日本武道館。そこに白とゴールドを基調としたきらびやかな衣装で登場したアンジュルム。川村のリクエストでもあり、初期のアンジュルムを感じさせるようなカチッとしたデザインのトップス、グループの前身スマイレージを感じさせるようなスカートとパニエでグループの歴史をイメージした衣装となっている。1曲目は『愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間』。アンジュルムらしいクールなパフォーマンスで1曲目から観客を魅了し、続けて『アイノケダモノ』『次々続々』『愛されルートAorB？』『愛さえあればなんにもいらない』を披露した。

そして、「皆さんこんばんは！早速もう盛り上がってますね！」とリーダー・上國料萌衣のあいさつからMCがスタート。「アンジュルムは12月に10周年を迎えるんですけど、それに向けてのツアーをみんなで一生懸命やってきました！今日はアンジュルムのルーツやメンバーのルーツ、皆さんのアンジュルムのルーツだってりを感じていただけるようなセットリストを準備してきましたので、皆さん最後まで楽しんでいきましょうね～！」と笑顔で会場を見渡した。本公演で卒業する川村は、「アンジュルムのみんなと、めちゃめちゃキラキラ！輝きたいなと思っていますし、ここにいる皆さんとめちゃめちゃ輝いて忘れられない時間を一緒に過ごせたらいいなと思っています！皆さん一緒に楽しみましょう！」とツアータイトル通りキラキラした笑顔でメッセージを送った。

上國料が「最後まで熱く熱く、一気に終わってしまうと思いますので、一秒一秒を噛（か）み締めて、楽しんでいただけたらなと思います！」と呼びかけると、「今のメンバーでまた新しい一面を見せられる曲です」という曲振りから11月13日にリリースした新曲『初恋、花冷え』を披露。そのまま、『Uraha=Lover』が流れると、アンジュルムはメインステージから花道を歩き、センターステージへ。続けて、大人なムードで『愛・魔性』、『カクゴして！』。そして、スマイレージ時代の楽曲『○○ がんばらなくてもええねんで!!』ではメンバーたちの笑顔が弾ける、ハッピーなパフォーマンスを届けた。