アンジュルム川村文乃、日本武道館で芸能界引退「無駄な経験などない。全力で泳ぎ続けたアイドル人生は唯一無二」【卒業メッセージ全文掲載】
2024.11.29 18:30◆卒業衣装は「今までの思い出をギュッと結んで、背中を押してほしい」
アンジュルムがステージをはけると、早くも観客から「文乃!文乃!」と川村の名前でアンコールが。そして、メンバーカラーのライトパープルとライブタイトルの“キラキラ”を中心とし、川村が大好きなものを詰め込んだ衣装で川村が一人で登場。この衣装は、魚をモチーフにしたビジュ―など装飾が川村一番のお気に入りで、ふんわりしたミニスカートも外せないポイント。背中の大きなリボンにも「今までの思い出をギュッと結んで、背中を押してほしい」という気持ちが込められている。
そんな特別なドレスに身を包んだ川村は、ファンひとりひとりと目を合わせるように会場を見渡すと「夢がいっぱい詰まったアイドル生活も終わろうとしています」と卒業前、最後のメッセージを伝え始める。
◆川村文乃 メッセージ全文
「2024年11月28日。夢が詰まったアイドル生活ももうすぐ終わろうとしています。アイドルになりたい!と夢見た幼い頃の私は、15年後、こんなにもたくさんの人に応援してもらえて、愛してもらえて、世界はこんなにもキラキラ輝いていて、愛であふれているんだと感じることができています。
私の最初ステージは、スーパーのお魚売り場や、公園や駐車場でした。見てくれる人もいなくて、遠くの空に向かって歌うことも多かったです。でも、そこで経験したことはとても大切で川村文乃の根っこの部分を強くしてくれました。がむしゃらに私ができることを探して、挑戦して進み続けてきました。
諦めるよりもこだわり抜きたいと思い、オーディションを受けてハロープロジェクトの一員になり、優しい先輩達に迎え入れられ、アンジュルムに加入しました。文乃ちゃんからかわむーになり、頼もしくて愛らしいふなちゃんと同期として加入できたのはとても心強かったです。
加入して2年でサブリーダーになって、アンジュルムのために私に何ができるんだろうといろいろ考え、挑戦してきました。時には、マイクを包丁に持ち替えてマグロの解体ショーをしてみたり。そんないろんな活動がファンのみなさんに楽しんでいただけていたらうれしいです。
アンジュルムは卒業と加入を繰り返してメンバーは変わっていくけど、アンジュルムの熱い部分はずっと変わらずに努力できる環境や状況がとても幸せでした。武道館や横浜アリーナなど、いろんな会場で毎年ライブができること、メンバーと応援してくださるファンの皆さんのおかげで、描いてきた夢がいっぱいかなったし、いろんな夢を見ることもできました!アンジュルムでの活動で、私は愛を教えてもらいました。自分を愛すること、仲間を愛すること、周りを愛すること。そして、ファンの皆さんからの大きな愛。自分は泥臭くて人間味あふれる性格だから、川村文乃として生きるのに精一杯で、涙が流れてしまうそんな弱い自分から逃げ出したくなることも何度もありました。
でも、そんな私をファンのみなさんが大きな愛で包み込んでくれた日々は、とってもあたたかかったです。アンジュルムで流した涙は、すべて意味のある涙で、いろんな涙を流したからアンジュルムになれたんだと。全てのことはつながっていて無駄な経験などないんだと。全力で泳ぎ続けたアイドル人生は唯一無二で、カラフルで、キラキラしちょって面白くて、頑張っててよかったなと今は思えています!
こんなにもたくさんの愛をいただいたから…私は上京する時にみんなに恩返しをするために「お金持ちになりたい」と思ってたんですけど、みなさんからいただいた愛や、みんなと笑った日々、流した涙、キラキラしたもの。それらすべては、どれだけお金を積んでも手に入れることのできない大切なものでした。そのすべてを宝箱に詰め込んで、リボンで結び、これからもずーっと大切にしていきます!
ファンの皆さん。
世界中にたくさんのアイドルがいる中で、川村文乃を見つけてくれて、応援してくれて、愛してくれて、本当にありがとうございました。みなさんのこれからの日常の中でカツオとか?マグロとか?キラキラなものとか!見かけたら川村文乃を思い出す瞬間があったらうれしいなと思っています!ライトパープルのペンライトで照らしてくれて、輝かせてくれて、私をキラキラしちゅうアイドルにしてくれて、本当にありがとうございました!
これからも川村文乃という存在が、皆さんの心の中で、キラキラ輝き続ける一等星であったらうれしいなと思っています!幸せすぎた日々をありがとうございました!
川村文乃」