市街地に姿を現した“アーバンイノシシ”…その恐ろしい被害を食い止めた、意外な撃退法とは

こうして餌場を封じたかに思えたが、イノシシは土地の持ち主が農業をやめてしまった耕作放棄地に狙いを変え、新たな根城に。エサがないかのように思われがちな耕作放棄地だが、地中に残った農作物の根などが野生化し、イノシシの貴重な食料となっていたのだった。
 
電気柵などの対応では膨大な時間がかかると判断した野田は、ここでイノシシの生態を逆手に取ったアイデアを思いつくと、翌日再び耕作放棄地に足を運び、イノシシがいない間に砂利を周辺に敷くことに。すると耕作放棄地に戻ってきたイノシシは、なぜか砂利を嫌がりなかに入るのを躊躇（ちゅうちょ）した。
 
イノシシは音やヒヅメの感触に敏感なため、砂利を踏んだ時の音や感触を嫌がり、先に進めなくなっていたのだった。こうしてイノシシを撃退した野田は「これでエサを得ることができなくなったヤツらは山へ帰っていくでしょう」と見事問題を“突破”。なえは次なるイベントを企画するべく、意気込んでいた。

【TVer】最新話を無料配信中！
【Hulu】最新〜過去話配信中！

写真提供：（C）日テレ