2万人以上と食事した“人脈活動”の達人・古河久人 「内向型」が50歳から最高の人間関係を築き上げた“幹事力”とは

2024.11.27 10:00
古河久人の写真

年間800人近くの人に会い、人と人をつなぐ『KIZUNA PRODUCER』として活躍する古河久人(こがわひさと)。entaxでは11月27日(水)に発売する著書『「最高のビジネス人脈」が作れる食事の戦略』についての内容や、若い世代でも取り組める人脈作りのコツまで話を聞いた。

――改めて、『KIZUNA PRODUCER』とはどういった活動をされているのかを教えてください。

KIZUNA(絆)という言葉通り、人と人をつなげることをしています。この人とこの人をつなげたら、もっとおもしろいことができるんじゃないか、喜ぶんじゃないかっていうのを常に考えているので、それがこの『KIZUNA PRODUCER』という言葉に象徴される活動だと思っています。

――本書はどういったことが書かれている本になりますか?

私は典型的な内向型人間で、パーティーに出ても人とつながれないというのが、すごくコンプレックでした。一方で、45歳までは会社での仕事のつながりはあったんですけど、それ以外のつながりが全くなくて…、「これからの人生これでいいのかな」と思い、“人脈”ということを意識しました。ですから、この本で伝えたいのは、内向型の人間でも、年齢関係なく、勇気を持って始めれば、誰でも豊かな人脈が作れる、ということを記しています。

古河久人の写真

――若い世代の方でも取り入れられる、人脈作りのコツはありますか?

私の伝えたいことは本当にシンプルで、『自分の会をやる』、『幹事をする』、『喜んでもらえる店に連れていく』という3つになります。コロナの影響もあり、飲み会文化が無くなっているので、幹事をやったことがない若い方が増えていると聞いて、そこは危惧をしていました。私は幹事をやることで人脈が広がったんですけど、幹事のメリットってすごくあって、主催者とも親しくなれて、メンバー1人1人と連絡を取り合うことで、情報が全部分かります。例えば、「明日の会は誕生日なので行けません」という話があれば、来年にはその日に、「お誕生日おめでとうございます」とお伝えできるわけじゃないですか。さらに良いことは、お店の人と仲良くなれます。内向型の人間はホームグラウンドがあると、リラックスして人と話ができるので、幹事は4倍も5倍もメリットがあると思います。

――食事会での失敗から学んだことはありますか?

僕が意識しているのは、できるだけ(食事会の席で)真ん中に座ることです。従来、幹事は(テーブルの)端っこに座って雑務的なことに対応するという役割だと思っていました。僕も最初はそうしていたんですけど、あるときポツンと、孤立してる方がいて、僕は内向型だけによく分かるんですけど、実は話したいんだけど、会話に入っていけないというのがあるので、それは(その方に)申し訳なかったなと思いました。真ん中に座ると、孤立してる方にも話を振りやすいので、今は会話に割り込んででも、話をされてない方に話題を振るようにしています。

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