水樹奈々「余韻がすごくないですか」山梨県笛吹市石和町の高級食材『富有柿』絶品フルーツの肥料はカツオ？

声優の水樹奈々が23日放送の『満天☆青空レストラン』に出演。MCの宮川大輔とともに山梨県笛吹市石和（いさわ）町を訪れ、地元の名産で高級品種の柿、『石和の富有柿』が栽培される環境と名人のアイデアに触れた。

番組放送777（ななひゃく・ななじゅう・なな）回を記念し、同番組のナレーションを務める水樹“奈々”が足を運んだのは、山梨県屈指の温泉郷・石和温泉をたたえる石和町。この地では70年以上前から柿の栽培に力を注いでいるそうで、なかでも『石和の富有柿』は、石和町で作られたもののみにその名がつくという、知る人ぞ知る高級品種なのだとか。

その最大の魅力はなんといっても濃厚な甘さで、平均糖度は驚異の18度。この甘さとトロトロとした食感によって、毎年秋になると全国から注文が殺到するそうだ。

早速名人の育てる柿の木を見学した一行は、富有柿をさらに甘くする石和町の環境について解説を受けた。石和町では明治40年に発生した大洪水によって河川が氾濫し、周辺地域に粒の細かい土砂が堆積。その結果水はけの良い土壌がうまれ、水分量を制限することができるようになり、甘さを引き立たせるのに適した環境になったそうだ。さらに石和町は日照時間が長いため、光合成によって栄養豊富な柿が育つという。

こうした環境に加え、名人は肥料にもこだわりを見せた。水樹がその香りを「魚みたいな」と称した液体肥料には、実はカツオの搾りかすが使われており、水樹は「果物がお魚を摂取するっていう環境が」と、まさかのアイデアに驚いていた。この肥料を葉に散布することで、葉からミネラルやアミノ酸といった栄養素が取り入れられるそうだ。