アニメ『多数欠』川島如恵留 “声優デビュー”にファンからお祝いコメント殺到「3回観直した」
2024.11.23 12:10◆頼音の“嘘(うそ)”は、皇帝にも通じるのか…!?
様々な特権利を回収したことで、これまで【多数欠】でしか人を殺(あや)めることができなかった皇帝が、単身で街に現れ直接手をくだせるようになった──そんな現場に、須藤良平(CV:笠間淳)は危機感を覚える。たとえ今やり過ごしても、いずれ大きな危機となり、返って来る…。須藤の指示を受け、皇帝の元へと向かった王野頼音(CV:熊谷俊輝)が、やがて皇帝と対峙(たいじ)する──。
「オレは王野頼音。収容所監査役王野豹吾の息子だ」。頼音はお得意の嘘と真実を入り混ぜて話し出す。すると皇帝は、“収容所”という言葉に反応。その場所や内容について詳しく語る頼音に、疑いつつも耳を傾け始める。
頼音はさらに、「それに謝りたかった…」「収容所の連中がアンタにやった非人道的な仕打ちをだよ…」と皇帝に謝罪を伝える。そして、自分も被験者にされかかったのだと、皇帝と似た境遇であることを装うことで仲間意識を持たせることに成功するのだった。

そんな中、皇帝は特権【交渉権】を使用。頼音が嘘をついていないか見破ろうとするが、頼音はそれを逆手に取り、なんと自ら交渉の条件を提示する。「皇帝さんには、今後一切オレに危害が及ぶ事はしない、と約束してほしい」「その代わり、オレはおまえの味方になる。偽証はしない。ゼッタイに裏切らないと約束する」。その言葉に確証を得た皇帝は、交渉成立を宣言。──まさか、頼音のすぐ背後に一之瀬龍太(CV:浦和希)が潜んでいるとも知らずに…。
頼音が言った“お前”とは、皇帝のことではなく龍太を指していた。先ほどの交渉は、皇帝が頼音に危害を加えない代わりに、頼音は龍太を裏切らない、となる。「(ウソは言葉だけとは限らないぜ。対皇帝絶対防御・ノーリスクでいただきだ!)」。頼音はこっそりとほくそ笑む。
頼音が続けて、“自分は今、現皇帝チームに潜り込んでいるスパイだ”と伝えると、皇帝は「よし分かった!一度オマエを、俺たちの拠点につれていこう。そこで現皇帝…ニセモノ側の情報を話してもらう。その後、またヤツらのアジトに戻って探りを入れ続けるんだ」と気をよくする。その言葉に、頼音たちは表情を隠しながらも狙いを仕留めたことを確信するのだった。
