カズレーザー アン ミカにまさかの赤信号?外反母趾にX脚、O脚まで… さまざまな“脚トラブル”を引き起こす可能性がある現代病とは
2024.11.21 09:15今回、出演者たちの脚を検査してみると、オーバープロネーションをはじめ、色々な問題が見つかった。
まず指摘されたのはタレントの森香澄。森は左右とも内側に3度傾いた、オーバープロネーション予備軍だという。さらに、近年若い世代に急増しているという『浮き指』の症状が見られた。
本来、立っているときに両足の指がすべて地面についている状態が正常であるが、森の場合は、小指が浮いた状態になっていた。足には、足の下部(足の裏)に指を曲げる筋肉、上部(足の甲)に指を伸ばす筋肉があるが、オーバープロネーションによりそれらの筋肉バランスが悪くなっているのだという。放置すると、足の指に力が入りにくくなりかかとに重心がかかることで、姿勢が悪くなり、肩こりや反り腰、ストレートネックなど多くの症状の原因になってしまうため、注意する必要があると解説された。
おかずクラブ・オカリナには、小指の付け根が外側に出てしまう内反小趾(ないはんしょうし)、親指の付け根の外反母趾両方の傾向が見られた。江戸氏はその原因を、足に合っていない靴を履いている可能性があると分析。その他にも、ペンギンのように、足を外に開きながら体を左右に振って歩く癖も、原因の一つとして考えられると指摘。
それを聞いたオカリナは、「足音がなるから注意される」「かかとに負担がかかってるんだろうなという歩き方をしている」と自覚がある様子。すると江戸氏は、「歩きを見てても、かかとからドシンと、加わる衝撃が強かった」とのことで、この日の別講座で指摘をされた、足にストレスがかかることで発生する足の臭いの原因、アンモニアの発生にもつながっているのではないかと推察した。
さまざまな症状が見つかる中で、残念ながら明確にオーバープロネーションと診断されてしまったのは、モデルのアン ミカ。脚には人一倍、気を付けているだけに、「脚真っ直ぐやのに!」と驚きが隠せない。江戸氏によれば、軸足の左足にだけ症状が見られたといい、アン ミカも「職業病、左足だけこう、本当に常にこうポーズするんですよ。ターンも左足って、私はもう癖がついていて、ずっと左足だけ重心がかかってるんですね」と、その原因に心当たりがある様子。
さらに他にも、江戸氏はアン ミカの左足には、オーバープロネーションが原因と思われる偏平足、そして外反母趾の症状も見られたという。
オーバープロネーションにより偏平足になってしまうのは、かかとの骨が内側に倒れることで、通常アーチ状となっている足の内側がつぶれてしまうからだという。偏平足になると、足が床に就いた時の衝撃吸収がしにくく、ひざや股関節、腰に負担がかかってしまい、疲れやすくなるという。
同じく足のアーチがつぶれてしまうことで、指の付け根が横に開いていってしまうことが原因となる外反母趾。アン ミカは、身長に対して足が小さいそうで、モデルとしてランウェイを歩く際、ブカブカの大きい靴をはいて常に足の指に力を込めながら歩いているのだという。それを聞いた江戸氏は、「合わない靴を力を込めて歩くことで外反母趾をますます悪化させてしまう」とした。
さらに江戸氏は、近年で外反母趾の患者が増えていると警鐘。厚労省のデータによると、ここ15年で外反母趾の患者数は3倍に増えており、外反母趾に悩む人の約90%が女性という研究結果もあるという。偏平足と同じく、外反母趾もひざ痛や腰痛などを引き起こす可能性があり、注意喚起がなされた。
最後に江戸氏は、オーバープロネーションの予防や改善に効果的なエクササイズを紹介。「足裏天井向け運動」というもので、椅子に座った状態から足を反対側のひざの上に乗せ、足の裏が天井に向かうように足首を回す。「後脛骨筋(こうけいこつきん)」という内くるぶしの後ろ側を通って足の内側に付着する筋肉がしっかり働くことで、オーバープロネーションの予防につながるという。はじめたばかりで足首が動きづらい場合、手でサポートしてもよいといい、一日に10回程度行うことをすすめた。
そして最後に、オーバープロネーション対策で重要な靴選びについて触れると、とにかくかかとがしっかりと固定されるものが好ましいという江戸氏。気温が低くなるこれからの時期、かかとの不安定なタイプのブーツ系などはあまりお勧めできないというものの、ブーツの中でも比較的かかとがしっかりしているものや、足首が柔軟に動くもの、MP関節と呼ばれる指の付け根の関節がよく動くものを選ぶことがよいと、講義を締めくくった。
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