齋藤飛鳥 卒業後のアイドル役には「相当な覚悟も必要だった」 出演の決め手となった、“ファンへの想い”を明かす
2024.11.19 19:30本作で座長を務めた櫻井について、「本当にアクアそのもの。長期間、現場を誰よりも引っ張ってくれた」と要と金子から称賛の言葉が贈られると、続く吉田も「あるシーンで急にアドリブを仕掛けてみたんですが、櫻井くんが全く動揺もなく対応してくれて。すごいなって思ったね」と櫻井の対応力を絶賛。倉科も「お茶飲みます?って声かけてくれたよね」と櫻井の現場での振る舞いについて言及。同年代の茅島も「落ち着きぶりと役への向きあい方がすごかったです。スタッフさんのお名前も全員覚えられていて、日々コミュニケーションを取られている姿が勉強になりました」と絶賛する流れとなり、櫻井は「どんな現場でも誠意と愛をもって撮影に臨んでいるだけです。落ち着いている反面、みんなからは“おじさん”扱いされてましたし」と照れ笑いを浮かべ謙遜すると、場内は温かい笑いに包まれた。
さらに、本作でドラマ・映画ともに総合監督を務めたスミス監督、ドラマパートの一部のメガホンを取った松本花奈監督は、「原作の持つリアリティさをなるべく損なわないように、『迷ったら原作を見よ』という気持ちを常に持っていました」(スミス)、「【推しの子】には、色んなシチュエーションやシーンがある中で、根底には“アイの死による悲しみ”があるんじゃないかなと。そうした部分を大切にしました」(松本)とそれぞれ映像に込めた想いを告白。世界的に注目を浴びている「【推しの子】」実写化プロジェクトに対しては大きなプレッシャーもあったというスミス監督だが、「(二人が)かなり満足していた様子だったと伺って、本当にうれしかった」と、原作者の赤坂アカ、横槍メンゴとのエピソードを交えて本作への手応えを実感した様子。
「B 小町」のライブパフォーマンスシーンの見学にきたという赤坂、横槍の二人は撮影現場で櫻井、齊藤、原、あのらとも交流があったようで、「先生方の優しさや安心感をとても感じました。ライブシーン以外の撮影時にもお越しいただけて、本作に対して前向きに受け取ってもらえていることがうれしかったです」(櫻井)、「緊張しすぎてB小町の誰もが話せなくて固まっていたら、先生方から『漫画から出てきたようで可愛い!』とありがたいお言葉を言っていただけてとても励みになりました」(齊藤)と貴重な撮影秘話も飛び出した。
キャスト・スタッフらが一丸となり、なみなみならぬ覚悟と原作愛で制作に挑んだ本作。「まず、この場を借りて赤坂アカ先生、横槍メンゴ先生、「【推しの子】」の連載お疲れさまでした。イチ読者として【推しの子】に出会えたこと、とても幸せに感じています。そんな大好きな作品と、最大限に向き合って、愛とリスペクトをもって取り組ませていただきました。ぜひ、ドラマと映画どちらも観てください!」と、真剣な表情を浮かべながら改めて本作への熱い思いを語った櫻井。フォトセッションでは、「この冬は~!!」という櫻井の掛け声のもと、場内の 400 名を超える観客らが一斉に「【推しの子】~!!」と息を合わせると、勢いよくキャノン砲が発射!場内からはこの日最大の歓声と拍手が盛大に巻き起こり、降壇時には、櫻井を中心に観客バックでのセルフィー動画撮影も行われ、12名の豪華キャスト・スタッフ陣は満面の笑顔で会場を後にした。