北乃きい「新しい挑戦に取り組む時、背中を押してくれるようなメッセージがたくさん詰まった作品」映画『てっぺんの剣』舞台挨拶

2024.11.18 13:15

11月15日(金)、本格剣道エンタメ映画『てっぺんの剣』の東京公開に合わせ、W主演の北乃きいをはじめ、熊崎晴香(SKE48)、田島芽瑠、吉満寛人、監督の浜本正機による舞台挨拶が行われた。

全国剣道連盟(全剣連)監修のもと制作されたこの作品に対して、北乃は「珍しいですよね!なかなか剣道映画に2回も出ている人はいないんじゃないかなと思います。剣道の動きは体が結構覚えてました。剣道をやられている方がみても楽しめる作品になってるんじゃないかなと思います。」とコメントし、浜本監督も「本格的な監修がついてくれたので剣道として正しく見せつつ、迫力のあるシーンができました。」と自信をのぞかせた。

また、5年前に大分で撮影が行われたことそして久しぶりに共演者に会った感想を聞くと、北乃は「当時は10代組がいたってことですよね。私は20代から30代になりましたがみんな変わらないですね。特に二人(熊崎・田島)はお姉さんになってびっくりしました(笑)」と語った。熊崎は「北乃さんとは一緒に撮影させていただいたんですけど、実際に吉満さんや芽瑠ちゃんとは共演シーンがなく、初めてお会いできたので嬉しいです。」とコメント。田島は「撮影当時、HKT48に所属していて、その当時、北乃さんとHKT48の『メロンジュース』を一緒に踊ってくれたんです。」と話すと北乃がすかさず「5年経ってるけどいつ撮っていた動画をあげたらよいのかわからなくて(笑)皆さん(映像)観たいですか?」とお客さんに聞くと会場からは歓声と拍手が上がった。

撮影から公開まで5年かかったことについて監督に聞くと「最初からこの作品は大変で、ロケの初日から台風で予定していたシーンが撮れなくなってしまったんです。さらにコロナの影響で『こんなことやってていいのか』と自分自身が思ってしまったんです。そんな中、俳優の皆さんやスタッフが支えてくれたおかげでやりきることができました。」と感無量の表情であった。

先日実施したロケ地・大分での舞台挨拶での感想をMCから聞かれると、田島は「(出演者の)天野浩成さんと一緒に参加させていただいたんですけど、大分の剣道部の方が来てくださって、プロの目線で観ていただいた上に温かく迎えてくださったんです。その日に八代亜紀さん演じる女将が働いている居酒屋の設定で撮影させていただいたおでん屋にみんなで遊びに行ったんです。そこで食べた味噌おでんがとてもおいしかったです。皆さん劇中でも食べられていたんで、タイムスリップした気持ちになりました。」と言うと熊崎は「見ていて食べたくなりました!いつかSKE48でライブの打ち上げをその場所でやりたいくらい行きたくなりました!」と嬉しそうにコメントしていた。

撮影を振り返る話になると熊崎は「私自身初めての映画撮影だったので、すごく緊張していて、緊張しながら挨拶に行ったら、北乃さんが会って5分も経たないうちに『ご飯行こう!』って誘ってくれた上にちゃんと行ってくれて、まさに『惚れてまうやろ~』でした。」と出演者のチャンカワイのものまねをしながら嬉しそうに語っていた。北乃も「私がお姫様を守る役ということもあり、距離が近い役だったので、それがプライベートではご飯だったのかも(笑)」と茶目っ気たっぷりで返答していた。

そして話は故八代亜紀さんの話題に。残念ながら八代亜紀さんの遺作となってしまった本作。八代さんについて監督に聞くと「八代さんも『セリフを覚えてきたわよ』と言うんですけど、全然セリフが違うんですよ(笑)。その違うセリフの後にちゃんと台本にあるセリフに代わっていて、最後はちゃんとまとまるという役者としての凄さを感じました。雰囲気もあのままですごい気さくな方で仕事がすごいやりやすかったです」と。吉満も「大スターにも関わらず、本当にフレンドリーな方で仕事ができて嬉しかったです。」と八代さんの仕事っぷりを大絶賛。

八代さんの歌声は聞けたか監督に聞くと「携帯の着メロにしたい気持ちで『一小節だけ歌ってくれませんか。』と言うと、『ええ~』と言いながらも歌ってくれました。」と嬉しそうに語っていた。

そんな中、撮影の合間に八代亜紀さんが『舟歌』を披露してくれた舞台裏映像をサプライズで上映。和気藹々とした撮影現場のなか、照れながらも八代亜紀節で『舟歌』を披露する場面に、来場者や出演者は引きこまれるように鑑賞していた。北乃も思わず「素敵!」と声が漏れていた。

最後に本作についてのコメントとして、浜本監督は「剣道が結ぶ絆を描ければと思い、作りました。自信作なので皆さんよかったら観てください。」と語った。

また、北乃は「八代さんはじめ本当にいろんなキャスト・スタッフの方々と温かい雰囲気で撮影が進んでいったので、スクリーンからもその雰囲気が伝わるんじゃないかなと思います。自分が役者やっていく上で八代さんが歌手としても芝居としてもお仕事ご一緒できたのですが、いつお会いしても優しくて、その場の雰囲気そして役者・スタッフの雰囲気が柔らかくなったんです。そんな女性になりたいなと思える先輩でした。今回の作品は新しい挑戦に取り組む時、背中を押してくれるようなメッセージがたくさん詰まった作品です。今から何かを始めたい方々への第一歩を踏み出せるような作品になればと思います。よかったらたくさんの方に薦めていただければと思います。」と締めた。

『てっぺんの剣』

©2024映画『てっぺんの剣』製作委員会

2024年11月15日(金)東京公開(ヒューマントラストシネマ渋谷、キネカ大森)

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