谷まりあ　「1人にさせて！」理想と現実のギャップに苦しんだ過去…“正解”を求めすぎてしまう自分を救ってくれたニューヨークでの時間

そんな折に訪れたのが、ニューヨークだった。ファッション、人種、バックグラウンド。さまざまな人が行き交う街は、谷に大きな影響を与えた。

「20代前半に実際、初めて訪れてみたら、すごい自由を感じたし、歩いてる人の笑顔だったりとか、ファッションも全然違うし、そこがなんか自分にとって多分衝撃で、すごい煮詰まってた状態だったから、ニューヨークに行ったら（気分が）パァってなれて」と、当時を思い出し、自然と笑みがこぼれた。

旅の終わりが近づき、夕日が街を染め始めたころ。最後に谷が向かったのは、ヘリポートだった。「いつかニューヨークの夕景だったり夜景を、お空から見たい」と、ずっと抱き続けた憧れを、今回かなえることができた。

少しずつ上昇を始めるヘリコプターとともに、谷のテンションも上がっていく。空からエンパイアステートビルや、自由の女神像を見つけると、喜びの声を上げた。空中散歩を満喫すると、夕景を眺めながら、これからのことに思いをはせる。「なんか私がステキだなあって思う先輩方は、やっぱ、すごい楽しんでるっていう気がしてて、何歳になっても。そういうなんか、自分の“好き”が常にある人生でいたいなぁってのはありますね。どんどん“好き”を増やしていきたい」。“好き”を増やし“今”を楽しんだその先に、豊かな30代が待っている。

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写真提供：（C）日テレ