茨城県鉾田市 古代のサンゴとロケットの技術が融合したサツマイモその甘みの秘密とは…

2024.11.6 19:00

熟成にもこだわりを見せる名人たちが3人を案内したのは、蒸気につつまれた貯蔵庫。関のかけていたメガネが曇るほどの湿気にサツマイモをさらすことで、皮と実の間にコルク層と呼ばれる保護膜のようなものが生成され、傷みなどに強い長期熟成が可能な状態になるそうだ。

その後、サツマイモは約10°Cに管理された熟成庫の中で3か月以上冷やし込まれる。冷温はサツマイモにとってストレスになるそうで、その結果サツマイモに含まれるデンプンが糖化すると名人から解説がなされた。

さらにこの熟成庫の内壁には、ロケットにも使われている高品質の特殊セラミックが使われているそうで、遠赤外線の効果によりサツマイモの糖化が促進されるそうだ。長い熟成期間を経て、シルクスイートの糖度は一般的な品種のおよそ倍ともいえる16度にまで上昇するという。

技術の粋が詰まった名人たちの工夫に、宮川は「こんなんやらんでも一緒ちゃうん?と思うけど、やっぱり違うんでしょうね」と、名人たち長年をかけてたどり着いた成果に感心していた。

写真提供:(C)日テレ

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