茨城県鉾田市 古代のサンゴとロケットの技術が融合したサツマイモその甘みの秘密とは…
2024.11.6 19:00お笑いコンビ・タイムマシーン3号の関太と山本浩司が16日放送の『満天☆青空レストラン』にゲスト出演。MCの宮川大輔とともに茨城県鉾田市を訪れ、サツマイモの収穫と、その栽培に情熱を注ぐ名人たちの心意気に触れた。
6年ぶりの番組出演となったタイムマシーン3号の2人が宮川とともに足を運んだ茨城県は、メロンの生産量全国1位を誇るなど、日本有数の農業王国。3人は、鉾田市でサツマイモの生産から加工まで、徹底的にこだわり抜く名人集団“芋師”から、驚くべき進化を遂げた秋の味覚・シルクスイートの生産工程を学んだ。
3人は名人たちのサツマイモ畑へ。すると早速宮川は「この土すごい柔らかいですね、ふかふか!」と反応した。関東ローム層と呼ばれる火山灰土が蓄積されてできた土質なのだそうで、サツマイモの本場・鹿児島と同じく保水性に優れた火山灰土壌では、古くからいいサツマイモが実るといわれているという。
さらに名人たちは、この土壌になんと沖縄県与那国島周辺で5万年以上をかけて化石化した、サンゴの化石を粒状に砕き畑に撒いているそうで、化石にあいたミクロレベルの無数の穴に、サツマイモの生育に必要な栄養素を作る微生物が住み着くことで、微生物が増えるのだとか。思わぬアイデアに、3人は声をあげて驚いていた。
サツマイモの生育に関する工夫を聞いたところで、3人はいよいよシルクスイートの収穫を体験。「土触るのめっちゃ好き!」と豪語し、休日に趣味で鉢植えなどの手入れをしているという山本は、「かわいいー!」と叫びながら特大のシルクスイートを掘り当てた。続いて関も、1本のつるに何本も実った大ぶりのものを発見すると、手をあげて収穫を喜んだ。
今回の食材・シルクスイートは、形がよく程よい甘みが特徴の品種『春こがね』と、しっとりとした食感で甘みが強い『べにまさり』を掛け合わせたことで、絹のようになめらかで上品な甘みが特徴に仕上がったサツマイモ。名人たちはさらにここから時間をかけて熟成させ、甘みを増やす取り組みをしているという。