アニメ『多数欠』久々の「時間になりました。多数欠を採ります」 頼音たちを絶体絶命に追いやる、エグすぎる2択とは?
2024.11.15 16:45◆女王と皇帝の関係性がついに…
絶体絶命と思われたが…、なぜか午前0時を回っても頼音は全員生き残っていた。実は、ごぼうがとっさに『守れ』と書かれた“命令の封筒”を開いていた。入賀の親友にして、今は亡き吉井鉄平が遺した、特権【命令権】を発動できる紙──。単なるラッキーではあるが、兎にも角にも、その封筒のおかげで危機を回避できたのだった。そして、事態はここから大きく動き出す。
ふと、なにかを感じ取った八木橋がアジトの外へ──。夜空に向かって手を広げると、特権【誘導権】を発動。空の向こうから、なんと嘉藤騎士とその妹・璃莉がふわふわとやってきたのだった。八木橋は、嘉藤に“仕掛け”ておいた【停止権】を解除。「歓迎するよ」とほほ笑んだ。
女王に母親と妹を人質にとられていた嘉藤は、八木橋の計画に乗っていた。八木橋の“仕掛け”は大きく2つ。1つは、嘉藤が女王に触れながら「ありがとう」と発すると自動的に【停止権】が発動するようにしたこと。そしてもう1つは、「コケコッコー!」と叫ぶと、今度は嘉藤の周囲の時間が停止するようにしたこと。これらの仕掛けを用いて、女王の隙を作ることに成功した嘉藤は、無事妹の璃莉を救出。あとは八木橋が時間の止まった嘉藤たちを【誘導権】でアジトへと連れかえれば、計画は完了する。
完全に出し抜かれた女王は、“身に覚えのある”【停止権】が解除されるや否や「八木橋藤十郎か…!」と不快をあらわにする。【停止権】は女王自らが八木橋に与えたチカラだったのだ。
──そんな女王・如月に、皇帝はいたずらな笑みを浮かべ「それより」と話しかける。「せっかく恵みの雨で外には聞こえないんだし…今くらいは堅苦しい呼び方やめない?」。2人は互いを、「姉さん」「陽翔(はると)」と呼び合った。