長嶋一茂、自身のデビュー戦でのホームランの映像に「俺芸能界入って何十回も見てる」その記念ボールのゆくえは?
2024.11.13 09:4511月11日放送の『しゃべくり007』に、“巨人OB三兄弟”こと定岡正二、宮本和知、長嶋一茂の3人が生出演。『今では考えられない昭和の野球SP』と題して、3人が現役時代の野球について熱く語った。
長嶋は自身の伝説のデビュー戦について、用意された野球マガジンで『元祖“もってる男”初ヒットがホームラン!』と紹介された。過去の映像では、ヤクルトに入団して初の打席で、メジャーから巨人に移籍したガリクソン投手から長嶋が初ヒットにして初ホームランを打つ場面が映っている。長嶋は、「俺芸能界入って何十回も見てる、これしかないんだもん」と苦笑い。
ホームランを打った時の気持ちについて、長嶋は「これほんとたまたま当たったんで。1球目か2球目にすごいまっすぐがきたんですよ、怖くなっちゃって、もうダメ、みたいな感じで。でも見逃し三振が嫌だったから、振ったらほんとに当たったっていう。感触としてはもう全然ない。やっぱりガリクソン怖かったんですよ」と、無我夢中で打った球がホームランになったということを明かした。
上田に、「一茂さん、トータル何本ホームラン打たれましたっけ?」と聞かれた長嶋は、「俺18本しか打ってない」と神妙な面持ちで答えた。すかさず有田が「1年ですよね?」と茶化し、長嶋はどもりながら「全部で」と答え、「いわすなよ」といって笑いながら隣の有田をはたいた。
「この時のホームランボールは飾ってるんですか?」と上田が尋ねると、長嶋は、「いや、もうどっかいっちゃった」と答え、「俺こっから600本くらい打つつもりでいたから、いらないっていって」とホームランボールをもらわなかった理由を説明した。有田に「とっときゃ良かったっすね」「だって18分の1ですよ、18分の1」といじられた長嶋は、再び神妙な面持ちになり、スタジオは笑いに包まれた。
他にも、長嶋が25歳の時に、ベロビーチドジャースに1年間野球留学していたエピソードが紹介された。過去の映像では、ドジャースのユニフォームを着た長嶋が初打席で、三振してしまう様子が映っており、試合後のインタビューでは、若き長嶋はカメラに顔を向けず「6か月、短いようだけどこれ相当長いと思うよ。だって毎日試合やるんだもん。休みねぇんだもん」と不貞腐れている。
映像を見た長嶋は、「不貞腐れてる時のコメントですけど、でもこれが僕の本心ですから。そうじゃないんですよ実際は、とはいわないです、僕は」といい、正直すぎるコメントに、スタジオには笑いが起こった。