阿部寛 「〇〇役は避けていました」 竜星涼とドラマ『VIVANT』裏話も!映画『ショウタイムセブン』
2024.11.12 15:30阿部寛が主演を務める映画『ショウタイムセブン』の完成報告イベントが行われ、竜星涼、生見愛瑠、井川遥、吉田鋼太郎と共に、役柄についてや命懸けの体験談について語った。entaxでは、オフィシャルレポートをお届け。
本作は、韓国で大ヒットを記録したソリッドスリラー『テロ, ライブ』(監督:キム・ビョンウ、主演:ハ・ジョンウ)を原作に、全編に渡って緊張感が漂う中、オリジナル展開をふんだんに盛り込んだ作品。テレビ局に仕掛けられた爆弾、一歩でも出れば即爆破。爆破犯と名乗る謎の男が交渉人に指名したのは、国民的報道番組「ショウタイム7」の元人気キャスター折本(阿部寛)。すべての発言が生死を決める、史上最も危険な生放送が始まる。なぜ、折本が指名されたのか?犯人の本当の要求と正体とは?ラスト、日本中を巻き込む衝撃の結末が待っている。1本の電話から始まる、逃れられない緊急生中継【リアルタイム型】サスペンス・エンタテインメント。
イベントはカウントダウンと共に、劇中の国民的ニュース番組『ショウタイム7』にちなんで夜7時からスタート。阿部は「緊張感と臨場感のある撮影でしたが、来年2月7日の公開を楽しみにしています」と完成を喜んだ。劇中の緊迫感あるシチュエーションについては「こんな状況にはなりたくないなと。生放送の番組で追い込まれて、しかもそれを視聴者に見られながら実況中継をして。その追い込まれ方が凄い。今までこんなに追い込まれたことはないです」と述べた。
そんな阿部を窮地に追い詰める犯人を演じた俳優は明かされてはいないが、阿部は「過去に共演したことのない方で、共演してくださるんだと思った。その方が犯人をやったらきっとすごい内面性が出て面白いだろうとも。そして実際に登場した際は凄い迫力でした」と名前を伏せながらも期待を煽っていた。
また、今回の役柄のキャスター役が初挑戦だったことについて阿部は「これまでキャスター役は避けていました。難しいと思うし、番宣で出る時もアナウンサーやキャスターの方に尊敬しかない。だから自分はできないと思って避けていました。でもこの歳になって色々な役をやり尽くしたので、そろそろこのハードルに挑戦したいと思いました。撮影中は伝える難しさを意識して、キャストと前もって集まって舞台形式で稽古をしたりして。どうやって緊張感を出すのか試行錯誤していました」と引き受けた理由と向き合い方を明かした。本読みの際は「(竜星と井川が)僕よりも先にキャスターとしてのセリフがちゃんとできていたので、僕はやり辛かった」と笑いながら振り返った。
折本の後任である『ショウタイム7』の正義感あふれる若きキャスター・安積征哉役の竜星は「阿部さんの圧倒的存在感と阿部さんが折本同様にリーダーシップを取ってくれるので、僕自身も役がリンクして自分の立場が脅かされるのではないかと。その反面、先輩ですがチャーミングな部分もあるので、ほぐしていただきながら現場ではやりやすくいられました」と座長に感謝。阿部は連続ドラマ『VIVANT』以来の共演となる竜星について、「生意気な役で、そのスイッチが入った時の竜星の演技は目が覚めるようだった。成長も感じたし、現場で一緒に仕事をしていて気持ちが良いし、いい意味で生意気。今日も僕よりも派手な衣装を着ているし。失礼だなと。そんなところも好き」と冗談を交えながら信頼を口にしていた。