100万人の頂点に立つ競技かるたの“神”と、ヒロミ・小泉がガチ対決!目にも止まらぬスピードにあ然
2024.11.8 10:45川瀬名人の主催するかるた教室にカメラが潜入。A級選手との実践形式の練習を見ると…、上の句が読み上げられた瞬間に川瀬さんの手が札に伸びる!肉眼ではまったく見ることのできない速さにスロー再生をしてみると、なんと上の句が3文字読まれたところですでに札に触っている川瀬さん。「なんでそんなに早く取れるんですか?」と聞くスタッフに、「ここまで聞いたら取れますよというのがわかっているので。“決まり字”っていうんですけど」と、川瀬名人。
百人一首には、上の句の1文字目で下の句が決まるものもあれば、6文字目を聞くまで分からないものもある。これを『決まり字』といい、瞬時に音を聞き分けて取っていく。強さの秘密はその記憶力!名人の札の覚え方は、50枚の札をそれぞれ顔や記号に置き換えて覚えているのだという。「結局覚えたら記憶を掘り起こす、とっかかりが必要なんです。とっかかりを作って覚えられるかって話なんです」。
川瀬名人は、3歳の頃に家族とやった坊主めくりがきっかけで競技かるたの世界に。百人一首を全て暗記し、5歳だった幼稚園の時、特別許可で百人一首大会・小学生の部に出場。6年生も出場する中で準優勝し話題になった。小学6年生の時には、B級の大会で優勝しA級に昇格!その後、かるたの名門、東北大学に進学。そして2022年1月挑戦者として初めて挑んだ名人戦で見事勝利し、名人の称号を手にした。