カズレーザー 体から公害レベルの“皮膚ガス”が発生? 冷え性・食べすぎが引き起こす秋冬に要注意な体臭とその対策法
2024.11.6 09:45カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が5日に放送され、尿トラブルからダイエットまで、体を激変させる超最新知識を紹介した。『今年新発見!秋冬のヤバい体臭 緊急!皮膚ガス一斉チェック』という講義では、東海大学理学部教授の関根嘉香(よしか)氏が登壇。これからの季節に特に注意が必要な、3つの皮膚ガスと、すぐに実践できる改善法をレクチャーした。
そもそも皮膚ガスとは、人間の体の表面から出ている揮発性物質の総称であり、常に体から発せられている。その種類は800以上。加齢臭のもととなったり、異性を惹(ひ)きつける臭いもあったりなど、さまざまだ。私たちの体臭のもととなっているが、関根氏によると、秋冬は生活習慣が乱れやすくなり、知らず知らずのうちに不快な臭いを周囲に振りまいてしまう、要注意な皮膚ガスの発生原因が増えるという。
■食べてないのに体からニンニク臭!?『ジアリルジスルフィド』
関根氏がまず紹介したのは、ニンニクを食べた後などに発せられることの多い『ジアリルジスルフィド』。いわゆるニンニク臭のもととなる皮膚ガスであり、関根氏が持ってきたサンプルをかいだ平成ノブシコブシ・吉村崇は「生ニンニクのニオイ」と顔をしかめる。ジアリルジスルフィドはニンニクの中のアリシンという硫黄(いおう)化合物が分解されることで発生し、血液が全身を循環している過程で、口だけでなく、皮膚の表面からもニオイが出てきてしまうのだという。
関根氏によると、ジアリルジスルフィドが原因のニンニク臭が圧倒的に強いのは口臭だというが、口臭は4時間程度すれば消える。しかし皮膚から出てくるニンニク臭は、じわじわと10時間程度にわたって出続けてしまうと話す。そしてニンニク臭が一番出やすい体の部分は、“首”。たとえばこれからの時期、暖かい電車の中でマフラー取った際など、口を開かずとも周囲にニンニク臭をまき散らす可能性があるという。
そんな困ったニンニク臭であるが、さらに関根氏らの研究グループが今年の8月に発表した研究によると、ニンニクを食べていなくても、ニンニク臭が体臭として出てきてしまう場合があるという。
その原因は睡眠の質の低下、つまり寝不足。腸内環境などが悪化し、本来なら分解されるものが体の中にたまってしまうことが原因と考えられている。関根氏は、「冬になりますとですね、日照時間が短くなりまして、体内時計が遅れやすくなるんですね。さらにはこれからの時期、やっぱり飲酒だとか、あとは冬特有の乾いた空気ですね。こういったものがやっぱり睡眠の質を悪くしてしまうんです」と語った。