「死ねばいい」「勝手に1人で産め、1人で育てろ」 信じられない、けれど“ありふれた”家庭内のモラハラ被害に驚き

2024.10.30 11:00
カズレーザーの写真

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が29日に放送された。以前放送され好評を博した、「大ハラスメント時代の生き抜き方」。その第2弾となった今回も、ハラスメントに関した新知識が紹介された。「令和の離婚理由で急増!弁護士は見た!エグすぎるモラハラ離婚」という講義では、家庭内でのモラハラに焦点があてられた。

弁護士の小野章子氏は、近年の離婚事情から解説を始めた。厚生労働省の統計によれば、昨年の離婚数は約18万件。同年の婚姻数が約47万件である一方で、これほどの数の離婚が生じている最大の理由は、“性格の不一致”だという。この離婚理由は、昭和、平成、令和と、不動の1位とのこと。しかし小野氏が注目したのは、令和になって新たに離婚理由として浮上した、“精神的な虐待”だ。

一般にモラハラ(モラル・ハラスメント)といわれる、精神的な虐待。小野氏は実際にあった事例を紹介しつつ、家庭内のモラハラが原因で起こった離婚をめぐる裁判例を解説した。

2017年4月にマッチングアプリで出会い、結婚をしたという夫婦。しかし結婚後、夫のモラハラが加速していったという。妻が妊娠し、つわりによって家事ができずにいると、「別居したい」、「辛くない時にやることちゃんとやってもらえないですか」といった不満を述べたり、DVDを買おうかと妻が話すと、「子どもが生まれるのにまた物増やすこと言って、死ねばいいと思います」といった言葉を、日常的に投げつけていたという。

そうしたモラハラの被害が紹介されると、INIの許豊凡(シュウ フェンファン)は「死ねばいいって、もうとびっきりアウトっていうか、もう僕も我慢できなくなっちゃうぐらい腹立ってます」とコメント。マヂカルラブリーの村上も、信じられない発言の数々に「これって特にひどいやつですよね」と尋ねるが、小野氏によると「弁護士のところに相談にいらっしゃるような方の場合、残念ながらよく聞くような話」だという。

マヂカルラブリー村上の写真
マヂカルラブリー 村上
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