柔道最強兄妹の阿部一二三・詩 実はプライベートでは「全然一緒にいない」…初めての2人きりの食事会で“引退&結婚”をまじめに語る

2024.10.25 11:45

そして、実はパリオリンピック以降、1度も柔道の話をしていないという2人。東京オリンピックから3年間、1度も負けることなく迎えたパリオリンピックで、2回戦敗退となった詩選手が、「上で眺めてるのは辛かったな。初めてやったもん」と、どん底の精神状態で、決勝を戦う一二三選手をスタンドから応援した時の心境を回顧。
 
それは、国際大会で8度も兄妹同日優勝を果たしてきた詩選手にとって、初めての経験だったといい、「今回感じたのは、“あ、こんな気持ちになるんや”。悔しいから、また一緒のところで勝ちたいから、“次頑張ろう”ってなるので」と奮起したことを打ち明けると、スタジオで見守ったMCの東野幸治は「成長するよね」と反応した。
 
さらに、“生まれ変わっても柔道がしたいかどうか”を尋ねると、詩選手は「したい?」と考え込み、「でも生まれ変わって、またこの1から自分の柔道の人生を歩むのを考えると、“したくない”という答えになるかもしれないけど。結局、一二三がしたいっていってたら 詩もしてるんよ」と断言。それを受けて一二三選手が、「俺がしたくないっていったらしてない?」と質問すると、「してない。全部追いかけてやる性格だったので、もしじゃあ一二三が違うスポーツやってたらそっちにいってたし。別々のことはしてなかった気がする」と胸の内を明かし、一二三選手はうれしさのあまりニンマリ。
 
そんな2人に“お互い感謝していることは?“と聞くと、「俺が負けてる時に、勝ち続けてたことじゃない?」と打ち明けた一二三選手は、東京オリンピック直前、深刻なスランプに陥っていたといい、そんな中、先にオリンピック出場を決めた詩選手に感謝しているという。さらに一二三選手が、「妹の背中を見るのは、お兄ちゃんとしてよくはないけど、(詩に先行かれると)諦められへんやん。負けられへんから。”俺、終わりや“と思ってたからマジで。マジでオリンピック一緒に出られへんかったら、人生終わりや」と本音を明かすと、詩選手も「”おらんかったらどうなってんのやろう“って、めちゃ考えんねんけど最近。”おらんかったらおらんかったでここまで強くなれてないんやな“と思うと、存在には感謝だなと思う」と思いを伝えた。

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