バスケ部員が集団で原因不明の体調不良に…ドクター・仁村紗和が目をつけた、とある生活用品とは

バスケ部員が突然倒れてしまう謎について、仁村は長年使われてきたやかんと、スポーツドリンクが原因だと推理。やかんからプラカップにスポーツドリンクを注ぐと「これを飲んで銅中毒になったんです」と言い放った。

実は水道水には人体に全く影響がないレベルの微量の銅が含まれることがあるそうで、同じやかんを長年使用したことで、やかんの内部に銅が少しずつ付着。仁村は、10年以上かけて蓄積した銅を、酸性のスポーツドリンクが溶かして出してしまったことで、それを飲んだ部員たちが銅の過剰摂取による“銅中毒”を発症したのではとその原因を語った。

銅は体に必要な成分だが、体内で過剰に蓄積されるとめまいや、痙攣（けいれん）、肝硬変などの症状を引き起こす。近年、銅を使った調理器具は、原則として別の金属で全面メッキ処理されているが、金属タワシなどで強く擦り過ぎるとメッキがはげ、下地の銅が露出することもあるため、酸性の焼きそばソースや酢などの調味料を使う際には注意が必要だという。

原因を解明した仁村は「きちんとお手入れをして使うか、他のものを使えばもう心配ありません」と部員たちに語りかけ、こうして一連の謎は解決。安心した部員たちは、再び体育館で練習に打ち込んでいった。

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写真提供：（C）日テレ