カズレーザー インナーカラーに要注意…ヘアカラーが引き起こす、恐ろしいアレルギー症状と注意点

2024.10.24 09:30
カズレーザーの写真

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が22日に放送された。アレルギー症状に焦点を当てた今回。東京医科大学皮膚科学分野講師の沼田貴史氏が登壇し、髪を染めることがトリガーとなるアレルギー、ヘアカラーアレルギーに関して解説が行われた。
 
講義が始まると、ヘアカラーアレルギーを発症した患者の写真を紹介した沼田氏。目の周りがパンパンに腫れていたり、背中の広範囲に発疹(ほっしん)が出ていたりと、見るからにつらそうな症例が映し出され、出演者たちも一瞬、声を失う。沼田氏によると、こうした患者は、主に手軽にできるヘアカラーが原因となり、アレルギーを発症してしまうことが多いそう。そしてその患者数は若い女性を中心として、近年急増しているという。
 
その要因として挙げられたのが、インナーカラーの流行。皮膚にヘアカラー剤が付くことで、アレルギー症状を訴える人が増えているという。自分自身で髪染めを行うセルフカラーや、染める頻度が増加していることも事態に拍車をかけているとし、若者を中心に広がってはいるものの、白髪染めでも同様の症状は出るため、中高年も注意が必要と語った。
 
頭皮だけでなく、身体の他の部位にもアレルギー症状が起こる仕組みとして、沼田氏はid(イド)反応というものを解説。ヘアカラーアレルギーは、カラー剤に含まれる色を定着させる染料『パラフェニレンジアミン』が原因として起こるが、こうしたアレルゲンが、接触した皮膚から血液を循環することで、全身に症状が出てしまうのだという。色を抜くブリーチ剤も同じく、含まれている『過硫酸塩』でアレルギー反応が出る可能性があるという。
 
沼田氏いわく、アレルギー症状は、肌に薬剤が触れ、皮膚への刺激が原因で起こるかぶれなどの症状とは異なり、必ずしもすぐに起こるものではないのだそう。髪染めまたはブリーチの回数を繰り返すうち、徐々にアレルギー体質となっていき、これまで症状がなかった人が、ある日突然発症することもあるのだとか。
 
20年程ブリーチを続けているというカズレーザー。「これから反応が出る可能性があるということですか?」と尋ねると、沼田氏は「あります」と返答。実際に沼田氏の患者で、毎月ブリーチをしていた人が過硫酸塩アレルギーを発症し、ヘアカラーができなくなった例があるという。それを聞いたカズレーザーは、「(カズレーザーが)急に黒髪になったら、そういうこと(アレルギーが発症した)と思っていただいたら」と、自身に襲いかかるかもしれない状況を想像していた。

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