偶然が生んだ“奇跡の米”岐阜県下呂市の自然が育む超大粒米『龍の瞳』の誕生秘話とは

2024.10.19 19:00

そのルーツが不明な『龍の瞳』は、安定した栽培にも一苦労。名人たちは、オリジナルのマニュアルを用意しつつ、多くの栄養を必要とする超大粒米のため北海道から10万年前の腐葉土を、長野県から赤土をそれぞれ取り寄せ、育苗培土として混合。稲の根を活性化させる栄養が豊富な土を使うことで、大粒な米を実らせるための生命力を養っている。

さらに粘りを最大限引き出すためのこだわりとして、育成環境にも着目。標高が約500メートルある地域では、その寒暖差によって昼間に蓄えたデンプンが消費されず、米粒の粘りや甘味が増すそうだ。

一連の解説を受けて、3人は収穫に挑戦。一般的な品種と比べ大ぶりな稲穂に苦戦しつつも、鎌を使いながらたわわに実った稲を刈り取った。その際には、意気揚々と挑んだケツが、茎の高い位置で稲穂を刈り取るハプニングもあり、辻から「特別高い、お前の」と突っ込まれていた。

その後精米所も見学した3人は、そのおいしさをより引き出すためのこだわりの数々を実感しつつ、ついに『龍の瞳』の炊飯を体験した。

『龍の瞳』に限らず、最近の精米はその技術の進歩もあり、過剰な研ぎの作業は不要。優しく手早くかき混ぜることで、十分だと解説がなされた。この最新情報にケツは「(研ぎ汁が)透明になるまで洗ってました」と驚いていた。さらに名人は、炊き上がった米の保存方法についても言及。「お米は生鮮食品」と語り、冷蔵庫に密封した状態で入れることでおいしさが長引くとした。

様々なポイントを踏まえつつ、ついに『龍の瞳』が炊き上がり、3人は稲田の目の前で炊きたてを堪能。宮川が「噛(か)みごたえ、粒感がものすごい幸せです!」と絶叫すると、辻も「噛めば噛むほど甘い」と興奮を隠せない様子だった。

宮川大輔

最後にケツも、その香りや食べ応えに満足しつつ、名人に対し「農業やってた知識と農林水産省で働いてたノウハウを掛け合わせてここまで発展したってことですよね」とコメントし、一連の進行を総括した。

写真提供:(C)日テレ

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