高価な化粧品がいつの間にか消失…カメラにも映らない万引き被害、その巧妙な手口とは

万引きGメンが女子高校生の手口を暴いた3週間後、スーパーの外では賀屋がプレゼントをかけたダーツチャレンジを企画。家族連れとイベントを楽しむ賀屋だったが、そこへ店員から化粧品の在庫数が合っていないとの報告が入る。単価の高い化粧品ばかり狙う万引き犯の存在が明らかとなり、再び吉住らが店内で調査を開始。するとロングスカートを履いた女性が化粧品売り場に現れた。警戒を強めた吉住だったが、ここでまったく別の万引きを行ったカップルの確保に気を取られ、ロングスカートの女性の監視がおろそかに。防犯カメラを確認した吉住は、ロングスカートの女性がカメラの位置を把握したうえで、カメラに背を向け死角を作り、商品棚を物色する様子を発見した。

その後、ファンデーションの在庫数が合わないとの報告を受け、「これ以上被害が出たらうちはやっていけないですよ…」と頭を抱える賀屋の姿に、犯人確保を誓う吉住。そして化粧品売り場を巡回していると、そこへ再びロングスカートの女性が現れた。女性は棚から口紅を手に取り物色を始めると、奥の口紅を取ろうとしてバラバラといくつかの口紅を床に落としてしまう。そして慌ててしゃがみ口紅を拾い上げると、足早に化粧品コーナーをあとにした。

のちに、口紅の在庫数も合わなくなっていることを聞いた吉住は、女性が口紅を万引きしていると予想するも手元に怪しい動きはなく、心の中で「取ってるのは間違いない！でも、一体どうやって…それにさっきから感じてるこの違和感は何…考えろ…考えろ…」と苦心。考え抜いた吉住は、ついにその手口を解明した。

売り場を立ち去る女性に、店外で声をかけた吉住は、女性の靴のつま先から針が飛び出ているのを発見。さらに、女性が履いているスカートの裾を触ると、内ポケットから口紅が。なんとこの犯人は、靴に針を仕込んだうえでスカートの内側に隠し用のポケットを作成。わざと落とした商品をつま先の針で刺し、そのまま内ポケットに入れていたのだった。

こうして事件を解決した吉住は、加賀に「しかし…あんな仕掛け、よく気づきましたね」と言われると「スカートの丈が途中で変わったのに気づいたのよ」と鋭い洞察力で、商品の重さによってスカートの丈が下がったことに気づいたことを明かしていた。

一連の突破劇に、ゲストで俳優の栗山千明は「盗むことに対してすごい考えているんですね」と驚きのリアクションをとっていた。

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写真提供：（C）日テレ