河合優美 「自分はどこに向かっているのか」ニューヨークで感じた、本当の孤独 演技に対する考えを変えた、重要な気づきとは

2024.10.13 18:00
河合優美

10月12日に放送された『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』では、俳優の河合優実(23)が登場。2年前、期待を胸にひと夏を過ごした街、ニューヨークを再訪すると、当時の、ありのままの思いを語った。

役者1本に絞ってから2年が経過していた2022年。台湾出身の監督から短編映画出演のオファーを受けた河合は、撮影前の準備期間を、ニューヨークで過ごすこととなった。当時の生活について聞かれると、「朝起きて、メインのミッションとしては、演技のレッスンを受けることと、セリフが英語だったので、英語のレッスンを受けることが、週2回ずつくらい」と話す。演じた役柄は、スペインに旅行に訪れた、台湾の女の子。準備期間も現場では英語に加えスペイン語も飛び交い、国際色豊かな環境だったという。

河合に声をかけたのは、台湾出身で日米を拠点に活躍する映画監督・プロデューサー、アレックス・ロー氏。まだ若いながらも、数多の作品を世に送り出してきた。そんな才気あふれる監督とのやり取りは、河合がそれまで経験したことのないものだったという。「今まで誰かと別かれた経験のあるワンシーンを思い出してください」と指示を受ければ、その時間、その空間での記憶をさかのぼり、テーブルはあったか、その上にコップがのっていたか、その感触は、その部屋の照明は、すべてを事細かに思い出し、記憶に深く没入していく。河合は「そういうふうにモノを作った経験もなかった」と言い、また監督は明確な答えをあえて俳優たちに伝えようとはしなかったため、困惑することもあったのだそう。

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