【先週読まれた人気記事】防犯タグの付いた商品が次々と万引きの被害に…ブザーが鳴るのを防ぐための、まさかの巧妙な手口とは
2024.10.12 11:00店外に出た男を呼び止める加賀。そして同じように女性に声をかける吉住。女性のカバンからは万引きした商品が出てきた。男はこの女を妻だと話し、「これ、前に買ったやつだよな?ほら、防犯タグ、どこにも付いてないだろ?」とシラを切る。「こちらも確認してもらいたいものがありますので、我々についてきてもらえますか?」と言う加賀。不満そうな顔を浮かべつつ、男は妻と共にカメラの死角・資材売り場へと連れていかれた。
吉住は商品の棚から木工用接着剤がたっぷり入ったバケツを取り出し、「この接着剤、見覚えありますよね?」と犯人に突きつけた。目をそらした犯人たち。そして吉住はゴム手袋を装着し、接着剤の入ったバケツの中に静かに手を突っ込む。そして取り出された手の中には、ボンドまみれになった防犯タグが握られていた。「これ、あなたたちの仕業ですよね?」と問い詰める吉住に「俺じゃない!」と反論する男。しかし「とぼけないで。じゃあその指先についてるカスは何!?」と吉住は追及。男の指には確かに接着剤のものと思われる白いカスがこびりついていた。
男たちの手口とは、防犯タグをたっぷりの木工用接着剤の中に沈め、その状態のままハサミでタグを切り離す、というもの。こうするとブザーの音が店内に鳴り響くこともなくなる。しかもこの接着剤はそうそう売れる商品ではないため手に取られることも少なく、このような作業を行なってもなかなか気づかれないのだ。あとはタグを外した商品をその場に隠し、入れ違いにやってきた妻が店外へと持ち出す、という巧妙な手口だった。
現在ではこのような手口の対策として、商品から離れるだけでブザーが鳴るタイプの防犯タグに切り替えられているという。さらに防犯カメラにもAIが搭載され、怪しい動きをしている人物を検知し、店員に通知したりカメラで追跡を続けたりするようになっているという。
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