カズレーザー ほとんどの人が捨てている“エビの殻”や“タマネギの皮”…驚きの効果とおいしく食べる方法とは

2024.10.9 10:30
広島大学 医学部 堤理恵氏
広島大学 医学部 堤理恵氏

堤氏はタマネギの皮を食べる方法として、まず一番外側に位置している1枚目、さらに2枚目の皮は、土などが付着していることも多いことから除去したうえで、まだ残っている茶色い皮に関しては残すことを提案した。ケルセチンは熱に強いという性質を持っているため、食感がなくなるまでクタクタに煮込みスープにするのがオススメ。市販されている粉末タイプの商品をみそ汁などに入れることでも、摂取することが可能と紹介した。

◆すだちの皮

タマネギの皮と同様、99%の人が食べないと回答したのは。すだちの皮。堤氏はすだちに限らず、そもそもかんきつ類の皮は漢方などにも使用され、果肉部位とは違った栄養効果が期待されてきたと紹介する。そのなかでも、すだち特有で、皮にしか存在しないポリフェノール「スダチチン」には、体内の骨格筋に働きかけ、エネルギー消費量を増やし、余分な内臓脂肪や皮下脂肪が溜まるのを抑制する効果があるのだという。また、マウス実験では肝臓に脂肪が蓄積しにくくなる効果も確認され、創薬への応用も期待されている。
 
堤氏によると、理想をいえば一日7個分程度、摂取することが望ましいというが、なかなか難しいため、ポテトサラダなどに入れたり、薬味おろしで使用するなどして1個~2個を摂取し、足りない分に関してはサプリメントなどを併用することを提案した。
 
またすだち以外にも、例えばこれからが旬のみかんの皮には、『β-クリプトキサンチン』といわれる成分が含まれており、美肌やダイエット、目や骨への効果も注目されているという。特に温州みかんに多く含まれており、みかん鍋など、丸ごと鍋に入れて皮ごと食べる方法があわせて紹介された。

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写真提供:(C)日テレ

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