今年15周年の日食なつこ、『水流のロック』『開拓者』生披露!あいみょんも大ファン「初めて聴いた時の衝撃たるや」【独自インタビュー】

2024.10.9 10:00

◆番組出演直後、entaxは“日食なつこ”に独自インタビュー

Q:初出演となった『DayDay.』はいかがでしたか?
朝の時間帯なので、体を頑張って叩き起こしました(笑)。スタジオの皆さんもすごく盛り上げてくださって、楽しく演奏することができました。ありがとうございました!

──山里さんがファンということはご存じでしたか?
うわさで「山里さんが聴いてくださってる」ということは聞いていたんですけど、ご本人から直接聞くことができて、「本当だったんだな!」ってうれしかったです!

Q:今回ご披露された『水流のロック』リリースから10年となります。当時と今、歌う時の想いに変化はありますか?

この曲を書いた当時は、お客さんと一緒に楽しめる曲がなくて、私の思いを一方的に聞いてもらうだけの曲が多かったんです。だから「一緒にライブ会場で生きるような曲があればいいな」と思って書き始めた曲です。それが今、10年経って一番再生回数が多い曲で、みんなが一番知ってくれている曲になっているので、おおむね狙い通りなのかなと思っています。

──『水流のロック』のミュージックビデオは、滝の前でピアノを演奏されている姿が印象的でした。

『水流のロック』Official Music Video

滝の前では音は録らず、映像優先であの場所を選びました。ピアノやドラムを運んだりするのが大変でした!(笑)歩いて15分のところにしか車が停められなくて…「あとは人間が登ってください」って言われて、ピアノとか機材を担いで山道を上りました。実はそういう裏話があります(笑)。

Q:改めて、15周年おめでとうございます!未発表曲ツアー『エリア未来』を完走されて、最終日に「第二弾をやる気がしている」とのことでしたが、ご自身の率直な感想・お客さんの反応を教えてください。

やっぱり「前代未聞のことをやってるね」っていう風にみんな見てくださって。でも曲には自信があったので、お客さんもそこは共通項として「曲だけはあいつ(日食なつこ)を信じられる」と思ってくださって、全会場ソールドアウトさせてくださったと思っています。その信頼感が冷めないうちに、もう1回ライブをやりたいなという気持ちはあります。実際、ツアーで披露した曲数の倍ぐらい、未発表の曲があるので、開催しようと思えば多分いつでも(笑)準備が整えばできる状態なので、早めに動きたいなと思っています!

Q:振り返るツアーではなく、未来しかないツアーを完走されましたが、あえてこの15年を振り返ると、
うれしかったことや大変だったことなど、印象的な出来事は?

活動初期の時、本当に誰もお客さんも味方もいない時。じゃあ「今日この会場の何人を自分のお客さんにできるか」「何人をこっちに吸い上げられるか、奪えるか」という闘争本能みたいな…(笑)、そんな思いをたぎらせてやっていた時期のおかげで、今こうやって長く走れてるかなって。今すごく恵まれてけどいるけど、そうではなかった時とか、他の若いアーティストさんが今そういう時期にいたりとか。そこにきちんと目を向けて活動していきたいと思っています。

Q:ファンの方へメッセージをお願いします。

私はずっと好き勝手、自分がやりたいように活動しているので、賛同してくれる方はついてきてくれれば大丈夫。「なんか違うな」って思った人はスッと抜けてもらっても、私は多分長いこと活動しているので、また数年ぶりとかに戻ってきてくれても、割と変わらずいると思うので、好きずきに聴いてください!

【リリース情報】
初のベストアルバム『日食なつこ 15th Anniversary BEST -Fly-by2024-』発売中

【日食なつこ】
1991年5月8日岩手県花巻市生まれ。ピアノ弾き語りソロアーティスト。
9歳からピアノを、12歳から作詞作曲を始める。17歳から”日食なつこ”として盛岡を拠点に本格的な音楽活動を開始。心の琴線を揺らす緻密に練り込まれた詞世界や作曲技術が注目を集め、大型フェスにも多数出演。2021年にリリースされた『アンチ・フリーズ』は第14回CDショップ大賞2022・入賞作品に選出され、近年では映画主題歌やCM音楽など書き下ろしも多く手がける。
<公式サイト> 


写真:©entax

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