【DASH】ほぼ100％木製の自転車が完成！さっそく試乗する二宮和也だったが…「新しい夏始まりましたね！」

ある程度部品がそろったところで、いよいよ組み立て作業。しかしここでアクシデントが発生。後輪の軸を取り付けるためにフレームに穴をあけ、そこに軸となる棒を差し込んでいたのだが、棒が貫通することなく途中でつっかえてしまい、抜くこともできなくなってしまったのだ。

一から部品を作り直す余裕はない。専門家たちが頭を悩ませながら話し合った結果、現状をいかして三輪に設計を変えることにした。二輪にこだわっていた二宮もしぶしぶ了承。新たにタイヤを増やす前に、現状のタイヤがちゃんと体重を支えることができるかどうか、フレームにタイヤをくっつけた状態で一度乗ってみてタイヤを動かしてみることに。

二宮がフレームにまたがり、フレームごと動かしてみると、思った以上にスムーズにタイヤが動いた。二宮の体重に木材の重さを含めかなりの荷重になっていたのだが、それでこの動きができたという事実は、それまで本当に作れるのか不安だった国分や二宮の心をも動かしていた。実際に乗った二宮は「あれ、これ行けんのか？」と希望を抱き、国分も「モチベーション上がってきましたね！」と手ごたえを感じていた。

ここから作業は急ピッチで進む。三輪車仕様にするために木材を取り付ける必要があり、そのため金属製の巨大なねじが使われることに。「金属の金物を使いたいと思います」という職人さんからの“悲しいお知らせ”を聞いた国分はちょっぴり悲しそうな顔をしていたが、二宮は「俺は別に全然いいんですよ！」と笑顔で応じた。

ここから前輪が取り付けられ、その前輪にペダルを装着。さらにハンドルも取り付けて前輪部分は完成。同じように後輪も取り付けると、最後に夜間用のライトも取り付けて、見事木材（ほぼ）100%の自転車が完成した。15人の木工職人の手を借りながら6時間かけて作った力作を、さっそく2人は走らせてみることに。