アニメ『多数欠』その頭脳は実篤以上!? 新主人公・王野頼音のケタ違いな洞察力に、SNS「頼りがいあってカッコよすぎ」
2024.10.4 12:00毎週火曜 深夜25時59分より日本テレビにて放送中──“多数派”が死亡してしまうという謎のゲームを軸に少年少女たちの戦いを描くアニメ『多数欠』(BS日テレ、RAB 青森放送他にて順次放送)。10月1日の#12「要」では、世界の秩序を維持するためニセの皇帝を演じていたごぼう(護国鳳天寺暴麟丸/CV:藍原ことみ)たちと、“第2部”の鍵を握るであろう王野頼音(CV:熊谷俊輝)がついに対面! 彼の目的は一体何なのか…行動を共にするうち、その類まれなる才能に驚かされていく──。SNSでも「主人公としてかなり切れ者ではある」「頼りがいあってかっこよすぎた~!」と、さっそく評判に!
(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)
◆動き出す“敵”
現化獣に連れられて、ごぼうたちの元へとやって来た青髪の少年・王野頼音──。彼は敵か味方か…。ごぼうは “皇帝”のフリをするためマントを被り、篠崎宗太郎(CV:森嶋秀太)と相馬隼人(CV:熊谷健太郎)を両脇に従えて名乗りをあげる。「我が名は皇帝ラッハツェルト」。相変わらずの厨二病…。王野はそのふざけた態度にイラつきながらも、「僕皇帝さんに共感してて、何でもいいから役に立ちたくて来たんです」と従順な姿勢。さらに「現代人の命の軽さを実感して、とってもせいせいしてます!」と、【多数欠】に共感していることをアピールするのだった。
そこへ現れたのは、“特権利”の一つ【服従権】を持つ国後依恋(CV:中島由貴)。「ちょっとあんた、それ本心で言ってんの?」「質問してんのよ、正直に答えなさい」。もしも王野がウソをついていたならば、これで本心が暴けるはず。だが、もし本当に“皇帝”を心酔するような人間だったとしたら……。メンバー内に緊張が走る中、依恋の言葉を聞いた王野はその胸の内を明かす──…。
「本心な訳ねぇーだろバーカ。
皇帝なんか鈍器があったら、1万回撲殺したいっつーの!」
王野は“皇帝側”ではなかった。それどころか、特権利のこともまるで知らないようだった。「だったらオイラ達は敵じゃねぇよ!」。王野の本心を知ったごぼうたちは、彼の話を聞くことに──。
1か月前──【多数欠】が突如終わりを迎えたことに違和感を覚えた王野は、その後の皇帝の態度から“この皇帝は別人ではないか”と疑い始め、本当に処刑が行われているのかどうか知りたかったという…。ごぼうたちは事のてん末を明かす。自分たちが皇帝を倒し秩序を保つために皇帝の名を借りていたのだと。それを聞いた王野は「色々言いたい事はあるんだが…、まぁ…一言で言うなら……ありがとう!現皇帝、ラッハツェルト!」と笑顔を向けた。
すると、そこへ──「大変よ!早くテレビを!KHNのチャンネル!」。皇帝討伐作戦の時に有志として仲間に加わった蛯名光(CV:鈴代紗弓)が慌てて駆け込んできた。チャンネルを合わせると、画面にはあの“皇帝マーク”によく似た新しいマークが映し出され、不可思議なメッセージが流れ始めた…。
『私は女王である。
皇帝に宣戦布告する。あらゆる手段を使いあなたを倒す……
そして私は女帝となる。逃がしはしない……』
突如流れた謎のメッセージに慌ておびえるごぼう。一方、王野は「俺がいる限り、ラッハ……ごぼうはやらせない!この俺が相手になってやる!」と勇敢さを示し、ごぼうたちの仲間に加わることを決意するのだった。