桜(小芝風花)&真(大島優子)が挑む最後の事件「最終回ずーっと泣いてた」『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』
2024.10.1 10:45そんななか、身元不明人相談室に、インターネット番組の取材依頼が舞い込む。インタビューに答える桜は、いまだ身元がわからない命の恩人の話をする。昔、追い詰めて歩道橋から飛び降りようとした桜を助けてくれた恩人を、帰るべきところに帰してあげたい…。
するとそれを見た山梨県の医師が、“桜の命の恩人に会ったことがある”と連絡してきた。
医師の記憶では、恩人は心臓発作で救急搬送されてきたという。彼は肥大型心筋症という、移植以外では完治が難しい大病を患っていたようだが、いつの間にか病院から姿を消していた。しかし彼は、身元のヒントとなるメモ書きを残していて…。
ヒントを元に桜たちは、恩人が千葉に住んでいた藤田昭良(尾美としのり)であることをつきとめた。しかし昭良の妻・真知子(藤田朋子)は、「私たちは、捨てられたんです」と遺骨の引き取りは拒否する。
9年前、昭良は突然『ごめんなさい』という書き置きを残して家を出ていったのだという。昭良が病気のことを話してくれずに一人で抱え込んでいたことを、真知子は悔しがっていたのだ。
昭良が残したメモ書きから、秋桜の成分が検出された。昭良は亡くなる前日、山梨県の秋桜畑を訪れていた。そこは、娘の秋桜里(富田望生)がまだ小さかった頃、家族3人で訪れた思い出の場所だった。桜は、昭良に命を救われたことを打ち明け、「昭良さんはここに帰ろうとしていたんです。最後まで、あなたたちと一緒に生きるために」と昭良の思いを語る。すると真知子は、「彼に会わせてください」と出せずにいた離婚届を破り捨てて――。