書に込めた青春『書道パフォーマンス甲子園』3連覇強豪の長野県・松本蟻ヶ崎高校に密着!優勝旗奪還へ難題が続出?
2024.9.29 14:00しかし、部員たちはまったく納得のいく顔をしていない。「背景もダメだし、動きもダメだし、見てる人になにも伝わらないから…」とつぶやく。実は、制限時間内に書き終わらなかった文字、バラバラのマイクパフォーマンス、すき間の空いた紙面…。顧問からは、「“一瞬懸命”が2人で書いたんだなってことがバレてる」と指摘される。“一瞬懸命”は2人同時に上下分かれて書くため、文字の太さや大きさに違いが生まれていた。
課題は山積みだが、猛練習を重ねて大会まであと1週間。元部長など歴代のOGも見守るなか、その仕上がりは?。「全然変わってる!」「すご!良い字!」とスタジオも絶賛。松本蟻ヶ崎高校が一番伝えたい“日日是好日”の文字を、紙の端から端まで使って配置。初挑戦として、透明のアクリル板に、スモークを使った演出も。練習の成果は見えたが、王座奪還という悲願に向けて、まだ納得していない3年生たち。重圧を背負う部員たちへ、OGから書道パフォーマンスのエールが贈られる。そのメッセージは、書道を楽しんでほしいということ。結果を求めてきた3年生たちの目には涙があふれ、笑顔も戻ってきた。
決意を新たに挑む、『書道パフォーマンス甲子園』。