〈最終回間近〉アニメ『ザ・ファブル』 ついに宇津帆との戦いが決着!“悪”を貫き通した最期に視聴者から称賛の声「本当に魅力的」

2024.9.26 18:15

毎週土曜24時55分より日本テレビ系にて順次全国放送中のTVアニメ『ザ・ファブル』。いよいよ最終回が迫る9月21日の第24話「星空のララバイ……。」では、ついに明と宇津帆の戦いに決着が──! 地雷の罠(わな)にハマってしまったヒナコをどう助けるのか…、彼女を気遣う鈴木は行動を起こせるのか…? その意外な結末に、SNSでは、「悪を貫く所が良い」「敵キャラとして本当に魅力的だなぁ」「悪なりの筋を通したってことかな」と、特に宇津帆の徹底した“悪”としての振る舞いに称賛の声が上がった。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆ヒナコの窮地に駆けつけた明

街の明かりも届かない、深夜の森──。今日まで対ファブルの計画を念入りに準備してきた宇津帆と鈴木は、洋子を人質に明の到着を待っていた。だが突如、仲間であるはずのヒナコが宇津帆めがけて発砲…。彼女は両親の命を奪った相手が宇津帆であることに気づき、復讐(ふくしゅう)を果たさんと機会をずっとうかがっていたのだった。

防弾チョッキを着込んだ宇津帆を確実に仕留めるには、至近距離から“頭”を狙うしかない──。ヒナコは意を決して、自力でその場に立ち上がる。……その時、彼女の足元に仕掛けられていた対人式地雷の“スイッチ”が起動。少しでも動けば命の保証はない。だが、ヒナコは宇津帆からさらなる挑発を受け、ついに引き金を引いてしまう…。反動で倒れゆく彼女を支えたのは、宇津帆でも鈴木でもなく、間一髪間に合った明の腕だった。

「今回はコケる前に支えたぞ──。
 今日は星がよく見える──。両親が見てるんやろ──」

宇津帆を前に憎しみの涙を流していたヒナコだが、明の顔を見た瞬間 安堵(あんど)の涙を流すのだった
(画像は第23話より引用)

明がヒナコの体勢を整えている間、したたかに隙を探る宇津帆。『佐藤を殺(や)れ!妹を楯(たて)に──佐藤を撃つんだよ』と、鈴木にアイコンタクトを送る──。彼らと違い、殺しを禁じられている明の銃は“オモチャ”同然だった。“ガワ”は本物でも、銃弾は自作。火薬の威力が足らずブローバックしないため、手動排莢(はいきょう)を強いられ速射ができない。つまり、宇津帆と鈴木が同時に撃てば、相手がファブルだろうと倒せるはず。少なくとも鈴木はそう受け取った。

だが、「ウツボはヒナちゃんを狙ってる──」。明の言葉に、宇津帆の顔から笑みが消えた。明の読み通り、宇津帆はヒナコを撃つことで地雷を爆破させ、2人を同時に葬ろうと画策していた。「宇津帆さん──ヒナをもし撃ったら、俺がアンタを殺(や)るからな!」。鈴木は今回の計画に乗りつつも、ヒナコの身を案じていた。そんな鈴木の言葉に宇津帆は空返事。それどころか『全員──吹っ飛べや〜』と、懐に隠していた手榴弾(しゅりゅうだん)のピンを外したのだった…。

──直後、気づいた鈴木が銃を構えるより先に、明の銃口が火を噴いた。速射できないはずの手動排莢タイプの拳銃で、鈴木と宇津帆の肩を次々と攻撃。手榴弾はうめき声を上げる宇津帆の手を離れ、明たちのやや近くへボトっと落ちた。

宇津帆たちを瞬く間に行動不能に追いやった明

「宇津帆!おまえ!」。鈴木の叫びは、爆発音に飲まれ消えた。舞い上がった土煙の向こうに、動けないヒナコを体で庇(かば)う明が見える。「背中は大丈夫なの? 爆片は〜?」「ま──大丈夫!問題ない──」。明は「それよりも」と、ヒナコの地雷をなんとかしようと鈴木に協力を要請する。洋子も「アンタ──、あの子の兄──やってたんでしょ?」と同調。そうしてようやく洋子の拘束バンドを外した鈴木は、宇津帆に向かって言い放つ。「俺は──、アンタの命より、ヒナの足を守る──ッ! 俺たちの負けだよ──」

自由になった洋子は宇津帆の見張り番に 一方、明は鈴木とともにヒナコ救出へ動きだす

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