166万人が聞き惚れるボーカリストSou 世界を股にかけたライブツアー最終公演でファンに感謝「みんなに会うたびに元気を…」

2024.9.25 12:20

初の海外ツアーを回れたこと、パシフィコ横浜でライブを開催できたことへの感謝を告げた彼は、「(ツアーファイナルを迎えることで)ついにアルバムが完成するような感覚がある」と感慨に浸る。そして「歌い手なのでカバー曲もたくさん持ってきました」と言い、まずgaburyuの『ウォーターマーク』を披露する。ハイパーポップサウンドにメロラップやファルセットを重ねて幻想性を高めると、原口沙輔の『イガク』のカバーを披露し、そのまま同氏による提供曲『リダイレクト』へ。破壊音と美しい音色が乱反射するサウンドにソフトな歌声が溶け、カバー曲とオリジナル曲の境目をさらに曖昧にする。それはSouにとってカバー曲もオリジナル曲も音楽愛が根源になっており、そこには優劣が存在しないというアティテュードを体現するようだった。

ライブツアーを行うSou

ライブの定番となる「Souだけにー?」「爽快ー!」のコール&レスポンスで観客とコミュニケーションを取った後は、ピアノの音色に歌を乗せて、にしほかの『アガリ症』を歌い出す。歌詞に描かれた心象風景を声で描きながらも観客との掛け合いも楽しみ、トリッキーな要素がふんだんに盛り込まれたフロクロの『ビビビビ』ではアンニュイなボーカルだけでなく、激しく点滅する照明のなかでの不協和音的なロングトーン、低い声かつ早口で繰り出すセクションが緊迫感を生み出した。カオティックなムードのまま「混沌ブギ」でテンションを上げると、歌ってみたセクションを締めくくったのはyouまんの『ワーストリグレット』。シリアスな演奏に乗せて感傷的な歌を響かせ、会場を音の渦に巻き込んだ。

ライブツアーを行うSou
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