女優・MEGUMI エネルギー過多で「立ち上げフェチ」で「資金調達フェチ」と自己分析
2024.9.20 17:30MEGUMIが映像プロデュースを始めたのはコロナ禍の一回目のロックダウン時。「この世は受け身ではダメになる」と直感したのだそうだ。俳優は待つのが仕事という教育を受けていたが、今は発信が必要な時代。分かってはいるが、若い世代のように自撮りするのには抵抗がある。TikTokで踊る訳にもいかない。「(40歳前後の世代は)自分の写真ばかり撮るのはダサいというのがあるじゃないですか。でも若い子はそんなことを思わないから、(私たちは)どう動いてよいか分からない」と当時を振り返った。
考える中で、コロナ禍の暇を利用してインスタグラムで連続ドラマを作ってみようと思いついた。グリーンバックをアマゾンで買って俳優たちに送り、好きな脚本家や監督に声をかけ、家でZOOM撮影し誰にも会わず作品作りをした。コロナ禍で実現できない“旅”をテーマに、アニメーションを駆使したロードムービーだ。
「自分が考えたことが形になっていく感じがめちゃくちゃ楽しくて」と言うMEGUMI。さらに、「毎日の楽しみです」「心が癒されました」という視聴者の声が想定外でうれしかった。「こういった言葉が作品を通して生まれてくるんだ。コミュニケートできるんだというのが“めちゃめちゃエモくない?”って。こんな楽しいことが人生にあるの?!」と、自分が発信することの答えを見つけたのだと話した。
「(俳優は)受け身なので、呼ばれないと稼働できないというのがめちゃくちゃきついんですよ。どんなにボイストレーニングをしても、どんなに痩せても、どんな努力をしても売れていないと誰も話を聞いてくれない。その苦しみは恐怖でしかない」と俳優の苦悩を口にしたMEGUMI。「でも、自分で作品を作ったら仕事が生まれるし、自分が活動できる場所があるという安心感に初めて出会った」と映像プロデューサーの魅力を語った。
本対談は『夜明け前のPLAYERS』公式HPでノーカット版が、公式YouTubeでディレクターズカット版が配信されている。
「夜明け前のPLAYERS」
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