アニメ『ばいばい、アース』最終話でアドニスに変化?新たな出会いで闇の暖かさに心酔…「最終話にして神の本質が見えてきた」

2024.9.18 17:45

◆シアンとドランブイの過去

教示者(エノーラ)であるシアンは、アドニスがこれまで奪ってきた剣を出させ、それを全て自分で砕けと命令する。シアンにまったく歯が立たないアドニス。「あんたはどうして俺に教示してくれるんだ?」と聞くアドニスに、「俺が教示者(エノーラ)だからだ。俺の呪いの形がそうさせるんでな」と答え、自らの過去を語り始める。

若き日のシアン

弟王という立場に苦しんでいたシアンは、シャンディ=ガフの弟を亡き者にしてしまう。過ちを犯したシアンが出会ったのは、水族(マーメイド)の少年が作った“エノーラ”と刻まれた剣だった。シアンはその剣に心を奪われ、少年は「あなたを待っていました。とても長い長い間…」と涙を流した。その少年こそが、幼き日のドランブイだった。シアンからの誘いで、王宮の剣作家となるドランブイ。これまで世話になったギブソンとの別れをなぐさめるシアンを前に、女性へと変化を遂げたのだった。

ローハイド王(画像は第2話より引用)

神の樹を使って、ローハイド王の剣を作ることになったドランブイ。しかし、樹に触れた途端、そこに滅びの姿を見出してしまう。神の樹の本質を見抜いてしまったドランブイは、国の妹王として神に支配されることになる。しかし、ドランブイの作った剣を持っていたギブソンが、魂を侵され“魔(ニドホッグ)”になり、それが“使者の灰”のせいだということを知る。「あの神の本当の力は、未来を消してしまうこと。それに今まで気づかなかった。私が愚かだったわ」そう話したドランブイの作り出す剣は、それ以来常軌を逸する物となったのだという。その剣たちに刻んだスペルを自らの体にも刻むドランブイは、その頃から闇の声が聞こえ始め、飢餓同盟の首魁へとなったのだ。

ドランブイが首魁を務める飢餓同盟

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