八木勇征 「“うみちゃん”と呼んでいて」中村海人と意気投合! 映画『矢野くんの普通の日々』撮影現場オフィシャルレポート
2024.9.13 17:15また、4月上旬、鎌倉市内の某所で撮影されたのは、まさに矢野くんの超不運体質を物語るシーン。普通に下校していた矢野くんが平坦(たん)な道でコケる、道端の標識にぶつかる、自分の学生カバンにつまずく、道脇の用水路に落ちる…いつの間にかボロボロになってしまう矢野くんの〝日々〟が見られる冒頭間もないシーン。「こういうのは大胆にやってなんぼですからね!」と笑顔を見せつつ、最後は水の冷たい用水路に見事ぽちゃり。不運男子ぶりを豪快に熱演した後、何事もなかったかのようにスタスタ歩く姿まで不運慣れした矢野くんらしさたっぷり。怪我の絶えない矢野くんには絆創膏や包帯が毎日の必須アイテムであり、撮影現場には多種多様な絆創膏や包帯が大量に待機。シーンの状況に合わせ、それらを八木に装着するのも撮影の通常プロセスとなっていた。
アクシデントに見舞われるシーンの大事なポイントについて、八木は「いかに自然に見せられるかだと思います。矢野くんにとっては初めて起こることじゃなく、日常の一部にあることだと意識して演じました。“あ、まただ…”みたいな。新城(毅彦)監督もおっしゃっていたんですが、“あ、またいつも通り起きちゃった”という感じが矢野くんらしさなんです」と振り返る。
また、撮影現場には、映画単独初主演の立場と真摯(しんし)に向き合う八木のたたずまいもあった。「グループ活動をしている時はおっとりした印象もありますが、撮影現場ではリーダーシップを発揮し始めて。すごく頼もしかったですね」と小川プロデューサー。池端ら10代のフレッシュなキャストが顔をそろえる現場のリーダーを率先して務め、キャスト同士をつなぐ役割も積極的に果たしていった。そんな八木からの提案で、撮影の中盤にはキャスト同士の交流を深める食事会もロケ先で開催。座長としてみるみる成長していく八木の頼もしさと優しさがキャストにもスタッフにも伝染し、『矢野くんの普通の日々』の“優しい世界”が出来上がった。
映画『矢野くんの普通の日々』は11月15日(金)に全国公開
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