アニメ『ザ・ファブル』「なんで2つ下の階に…!?」敵も視聴者も思わずツッコミ!明が魅せた、わずか4秒の“神回避”

2024.9.12 17:00

◆これぞファブル!わずか“4秒”の攻防戦に、SNS「マジで何でだよww」

夜、“真黒住宅”──明が洋子の作るパスタに「塩は控えめに」と注文をつけていると、不意にスマホが鳴る。電話口の声を聞くと相手はすぐに分かった。「ウツボ…か…」『覚えてくれていて光栄──!じゃあこっちも呼び方を変えよう──…ファブル!』。要件を尋ねると、宇津帆はこう答えた。『4年前の俺とおまえの関係について話したくてな──枕は高くして寝たい──。そのための連絡さぁ』

宇津帆は、明にいくつか質問を投げかける。鈴木に“正体”がバレたのになぜ動かないのか…。かつての“マト”だった自分を組織としてまた消しに来るのか…。どんな質問も明には暖簾(のれん)に腕押しだったが、『おまえがヒナに近づいた理由を当ててみよう──』と話題を変えるとどこか雰囲気が変わった。

『歩けなくなったヒナへの罪悪感なんだろ? 想定外の事故を招いた自分のせいだと──。同情とか憐れみとかそういう気持ちがあるんだろ?』。明は沈黙を保つ──。裏世界でも都市伝説扱いの“ファブル”にそんな気持ちがあったことを、宇津帆は自身で言い当てながら素直に驚いた。そして、“今後のヒナコ”について話がしたいと、1時間後に太平興信所まで来てほしいと言って電話を切った。

「ウツボにちょっと会ってくる──」。真黒住宅を出て行こうとする明に、洋子がワケを尋ねる。“ワナ”と分かっていてなぜ? 明は何の迷いもなく言い切った。「責任だよ──“ふつう”ってのはそういうもんだろ」

「鈴木、ボコッちゃったし…」と、洋子も嫌々ながら同行を決める

「宇津帆さん、来たぜ──これまたハデな車で…」。太平興信所の入ったマンションを、鈴木が双眼鏡でのぞいてる。明は洋子の運転してきた“ハコスカ”を降りると真っ直ぐエレベーターへ。そのまま上階へ移動する。「自信たっぷりな落ち着きが気に入らねぇ」。鈴木はいら立ちを口にしながらも、事務所の前へと歩を進める明を見て「いいぞォ──…そのまま進め──!」と高揚を抑えきれない。

実は、事務所のドアには宇津帆たちが練りに練った作戦の“A案”が施されていた。誰かがドアを2cm開くと、仕掛けておいた赤外線センサーが反応。連動して、ヒモをくくりつけたリモコンカーが走り出す。ヒモはドアの裏側に貼り付けられた手りゅう弾の安全ピンとつながっており、4秒後に爆発。ドアを開けた者の上半身は熱風と破片でズタボロ…。手りゅう弾は死角に隠れているため、回避するにはドアの隙間から見える情報だけで現状を把握し、即座に退避しなければならない──。

“これくらいの仕掛け”でファブルを倒せるとは思っていないが、せめてどこか負傷でもしてくれれば次の作戦に進みやすい…。願いながら、鈴木は双眼鏡で明の動きを注視する──…その数秒後、マンションの上階はオレンジ色の閃(せん)光と爆煙に包まれた。

「成功か…!?」。非常ベルの音と悲鳴で周囲が騒然とする中、鈴木は明を探す。吹き飛んだドア…あふれ出る黒煙……しかし、事務所の階にターゲットの姿はない。爆発の影響で手すりから落下したのだろうか?双眼鏡を下へ動かしていくと、鈴木は信じられないものを目撃する。「なんで……なんで2つ下の階にいるんだ!?」。明の衣服には傷ひとつ、汚れひとつない。通信機で呼びかける洋子に対し、ただ淡々と「あ──問題ない」とつぶやいていた。

ドアに近づく前、明はいつものルーティンで“スイッチ”を入れていたが、双眼鏡で見ていた鈴木は「発作か?」としか思わなかった

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画像提供:©︎南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会

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