マグロの神様が生み出した究極のマグロ『だてまぐろ』 採算度外視の画期的な養殖法を大公開
2024.9.7 19:00また名人はエサにもこだわり、様々なエサを試した結果、最も上質な脂がつくれる1匹80円のサバを使用しているという。
クロマグロは非常にデリケートで、少しでも違和感があるとエサに食いつかない。そこで名人が開発したのが、1時間に60トンのサバが噴射できる『サバ・バズーカ』。いけすに、勢いよくサバを噴射すると波が立ち、サバが生きていると錯覚し、食いつきが良くなるという。この方法で、100㎏超えのマグロが「バンバン作れます」と名人。1日のエサ代は約600万円だというが、「お金よりも愛情を持ってやってます」と笑顔で語った。
名人は、巨大なマグロを育てるため、環境とエサに徹底的にこだわり、通常3年の養殖期間を6年かけて養殖している。
いよいよ名人のマグロとご対面。名人はいけすから1本釣りで釣り上げるという。エサと一緒に飲み込んだ釣り針から高圧電流が流れ、気絶した巨大マグロが釣り上げられると「うわ~パンパン」「見事な本マグロ」と2人は大興奮。釣り上げから2分以内に活け締めにすることで、鮮度を最大限に保つという。
早速、釣ったばかりのマグロをさばいてもらうことに。赤身、中トロ、大トロの美しいグラデーションに2人は「うわーすごい」「きれい」と歓喜の声をあげると、この後登場する『だてまぐろ』を使った料理に期待を膨らませた。
写真提供:(C)日テレ
1 2