井上和「今年の夏、最高にキラキラしていました」乃木坂46『真夏の全国ツアー2024』クライマックス!【ライブレポート】

2024.9.6 20:30

最初のMCではキャプテンの梅澤が「今日は私たちのお城に遊びに来てくれてありがとうございます」と挨拶。メンバー32人がプリンセスに扮して夢の世界へ誘うことを告げると、5期生が『17分間』、4期生が『I see...』、3期生が『三番目の風』と期別楽曲を立て続けに披露する。曲中ではスクリーンに、一人ひとりの個性にちなんだ「○○プリンセス」というキャッチコピーが映し出され、ファンを魅了し続ける。

特に3期生は今日でグループ加入8周年という記念すべきタイミングということもあり、曲中メンバーがひとりずつ感謝の言葉を届けると、最後に与田祐希が「これからも私たち3期生を、そして乃木坂46をよろしくお願いします!」と高らかに宣言し、観客もより一層大きなコールをステージに投げかけた。

3曲終えると、どの期がもっともプリンセスに相応しいのかを寸劇タッチで競い合う。すると、次の曲の声援の大きさで“真の乃木坂プリンセス”を決めることが明かされ、歌詞の内容が対決の趣旨にもぴったりな『Threefold choice』を通じてさまざまな形で可愛らしさをアピール。神宮初日では5期生、2日目には4期生が“真の乃木坂プリンセス”に輝いたが、最終日は見事3期生が勝ち取って有終の美を飾った。そんなバトルを経て、最後は『Am I Loving?』でメンバー32人がそれぞれの輝きを放ちながら、互いにエールを送り合った。

和やかなトークパートを終えると、ユニットブロックに突入する。久保や林瑠奈、奥田いろはが『設定温度』をしっとりと歌唱すると、筒井あやめを中心に伊藤理々杏、中村麗乃、吉田綾乃クリスティー、柴田柚菜が『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』を華麗なダンスを交えてエモーショナルに表現し、与田祐希、賀喜遥香、五百城茉央、小川彩という布陣でスローナンバー『ごめんね ずっと・・・』を切々と披露。さらに、懐かしい制服衣装を着た井上和&中西アルノは5期生のデビュー曲『絶望の一秒前』を、美しいハーモニーを交えながら歌い切った。

ライブ中盤には一ノ瀬美空がさまざまな夏のイベントを妄想するVTRに続いて、浴衣姿のメンバーが『あらかじめ語られるロマンス』『ロマンティックいか焼き』『君が扇いでくれた』をメドレー形式で披露。曲中には短冊に書いた願い事を木に結んだり、祭り屋台を満喫したプロジェクションマッピングによる花火を楽しんだりという演出も用意された。その後、浴衣を脱ぎ捨てたメンバーは『自惚れビーチ』で再び熱量を高め、『ガールズルール』『ひと夏の長さより・・・』の連発で夏気分を存分に満喫した。

ライブもいよいよ折り返し。36thシングルアンダーメンバーが『落とし物』を情熱的にパフォーマンスしたのに続いて、ダイナミックでキレのよいダンスをフィーチャーしたダンストラック、『Wilderness world』や『Actually…』といったビートの効いた楽曲を通じてグループのクールな側面を打ち出していく。そして、プロジェクションマッピングを用いてお城のステージセットをライトアップさせる演出を経て、井上の「全員声出せーっ!」を合図にパーティチューン『おひとりさま天国』で会場の盛り上がりが急加速。さらに『好きというのはロックだぜ!』『夏のFree&Easy』といったアッパーな楽曲が立て続けに披露されると、真のクライマックスへと近づいていく。

その後、ステージ上に総勢47名におよぶオーケストラが登場し、荘厳なアレンジが施された『設定温度』を演奏する。その流れから『シンクロニシティ』に突入すると、センターの梅澤を中心にメンバーは美しいダンスと歌声でこの曲を表現。続く『僕が手を叩く方へ』では久保の呼びかけにより、オーディエンスがクラップで一体感を作り上げていった。

■センターの井上和「すごく怖かったです…」センターの重圧を吐露

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